そのわずか1年余りで、Fluidstackはこの契約から撤退したと報じられた。同社に近い関係者によれば、フランスのプロジェクトは、米国の方がより短い期間で多くの電力を確保できるため取りやめになったという。FluidstackはすでにAnthropicとGoogleとの協議を始めていた。Claudeのコード作成能力が同サービスを一躍ヒットさせた後、両社は新たなデータセンターを迅速に建設することを強く求めていた。
ビットコインマイナー3社が2025年8月以降にSECへ提出した書類から、両社の新たな提携を示す手がかりが明らかになってきた。
米国版Forbesが報じたように、Fluidstackは書類上、2024年12月までに株式で3000万ドル(約46億8000万円)、負債で3800万ドル(約59億2000万円)しか調達していなかったにもかかわらず、TeraWulfやCipher Mining(現Cipher Digital)、Hut 8といったビットコインマイナーの電力を今後10年にわたって確保する数千億円規模の契約締結を進めた。契約の裏付けとして、書類にはGoogleが数千億円を提供すると記されていた。これらの契約を合わせると、電力は1ギガワット弱に相当する。
その後、Anthropicは11月にFluidstackとの契約を発表した。「当社は、ギガワット規模の電力を迅速に提供できる卓越した機動力を理由に、Fluidstackをパートナーに選んだ」とAnthropicは契約発表のブログ投稿に記した。
Fluidstackには他にも顧客がいる。Meta、Jane Street、ドイツのBlack Forest Labsだ。Fluidstackは新入社員に対して、2030年までに50ギガワットの電力を確保する目標を表明しており、ある求人票には「目標は、この10年で市場の誰よりも多くの容量を契約することだ」と記されている。候補者は「単に既存のデータセンターを運用するのではない。G7の国家レベルに匹敵する電力・計算インフラを運用することになる」という。


