データセンター計画の資金を賄うために、Fluidstackはこれまで報じられていなかった15億ドル(約2340億円)の新ラウンドを完了した。事情に詳しい複数の関係者によれば、主導したのはクオンツファンド(数量的に市場を分析して投資・運用するファンド)のJane Streetで、評価額は180億ドル(約2兆8100億円)超となった。なお、Bloombergは以前、同社が10億ドル(約1560億円)の調達に向けて協議していると報じていた。7月には、ヘッジファンドマネジャーのレオポルド・アッシェンブレナーが率いるSituational Awarenessが主導し、評価額75億ドル(約1兆1700億円)で7億5000万ドル(約1170億円)を調達したと発表していた。米国証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、FluidstackとテックファンドCoatue Managementのデータセンター部門などは、プロジェクト資金として150億ドル(約2兆3400億円)超の負債を積み増している。
現在はニューヨークに本社を構えるFluidstackだが、2025年12月まではロンドンを拠点としていた。英国にとどまっていれば、7月に評価額180億ドル(約2兆8100億円)で資金調達したドイツのドローン開発企業Helsingと、欧州で最も価値の高いAIスタートアップの称号を分け合っていただろう。株式保有状況を詳述した企業提出書類によれば、今回の資金調達により、Fluidstackの共同創業者であるゲイリー・ウー(31)、ジェイミー・コックス(29)、セザール・マクラリ(29)の3人は、自力で富を築いた(セルフメイド)若手ビリオネアとして欧州で最も若い部類に名を連ねることとなった。
米国版Forbesの取材に対して、Fluidstackはコメントを控えた。Jane Streetとアッシェンブレナーはコメント要請に応じなかった。


