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2026.09.06 18:00

幸福度が高い人に共通する心理学の結論、「自由意志を信じる人」が幸せな理由

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このような相関関係には、当然ながら別の解釈も成り立つ。つまり、「気分が良いからこそ、自分が人生をコントロールしていると信じやすくなる」という可能性だ。そこで研究チームは実験を行った。参加者をランダムにグループ分けし、自由意志を肯定する文章、または否定する文章を読ませてから、自身の人生経験について書いてもらった。その結果、自由意志を肯定する見方に誘導されたグループは、同じような個人的な経験に対して、明らかにポジティブな感情を抱くことが分かった。自由意志への信念は、単に気分に寄り添うだけでなく、気分そのものを動かす力があるようだ。

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「自分が人生の作者である」というマインドセットがもたらす違い

心理学者がすでに用いている枠組みを考えれば、こうした結果は決して不可思議なものではない。「自己決定理論」では、外的圧力ではなく自分の理由に基づいて行動する経験である「自律性」を、人間心理の基本的な欲求として位置づけている。学術誌『Psychological Bulletin』に掲載された2022年のレビュー研究(60のメタ分析を統合したもの)によると、自律性の欲求が満たされている人は、集団主義的な社会であっても個人主義的な社会であっても、より多くの活力を持ち、気分も良好であることが示されている。

「統制の所在(ローカス・オブ・コントロール)」も、同じ領域を別の角度から説明するものだ。自分の行動が結果を左右すると捉える人は、結果は外部から一方的にもたらされると捉える人に比べて、挫折にうまく対処できる傾向がある。学術誌『Frontiers in Psychiatry』に掲載された2024年のメタ分析では、パンデミック期間中に行われた複数の研究において、コントロール感が弱いこととうつ症状の強さに関連があることが示された。

同じ職種に就き、同じ通勤路線を利用する2人のビジネスパーソンを想像してみてほしい。一方は、その状況をただ耐え忍んでいる。もう一方は、聞かれれば説明できるトレードオフを自ら選び取っており、いずれはそれをやめるつもりでいる。通勤という状況自体に違いは全くない。しかし、その体感は全く異なる。

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このマインドセットが陥る罠

この効果の源泉は「責任」にあるが、限界のない責任は自己批判へと変わりかねない。自己批判はうつ状態を改善する処方箋ではなく、むしろその症状の特徴だ。

自分の選択を自分で決めていると信じることと、自分が置かれた「環境」を作ったのが自分だと信じることは同じではない。人生で起きる出来事の多くは、誰かが意図して選んだものではない。この事実を認めようとしないマインドセットは、急速に冷酷なものとなり、まずは他者に、そして最終的には自分自身に向けられるようになる。

より実用的なアプローチは、範囲を絞ることだ。自分に何が降りかかろうとも、「次にどうするか」を決めるのは、今なお自分自身である。これは幸福に関する多くのアドバイスよりも控えめな考え方であり、周囲の環境が思い通りになる必要もない。そして、日常の何気ない1日において、他の大げさなアドバイスよりも効果を発揮する。調査が示す限りにおいて、常に上機嫌でいる人々に共通しているのは、まさにこの点なのだ。

forbes.com 原文

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