あなたが「誰もが答えを求める人」と見られていれば、リーダーはあなたの専門性を認識しているだろうか。さらに、チームメンバーを育てる育成力も認めているだろうか。そうであるかないかは、重要な違いだ。
現在の役割であなたを際立たせているスキルは、決定権を持つ同僚が「より大きな責任を委ねられる人物」を検討する際に求めるスキルとは、必ずしも一致しない。
受け取っている褒め言葉に耳を傾ける
職場での自分の評判を理解する最も簡単な方法の1つは、同僚があなたをどう表現しているかに注意を払うことだ。
「あなたは本当に頼りになる」「あなたなら直せる」「これだけはいつもあなたに頼れる」といった言葉を耳にするかもしれない。
これらは褒め言葉であり、誇りに思ってよい。しかし同時に、有益な情報にもなる。自分の将来について語られるとき、これらの言葉が使われてほしいかどうかを自問すべきだ。
同僚は今、何を求めてあなたのところへ来るのか。そして1年後には、何を求めて来てほしいのか。その答えが大きく異なるなら、キャリア目標とともに評判も成長させる必要があるかもしれない。
もし、こうした褒め言葉を受けていない、あるいは否定的な評価を耳にしているのであれば、なぜそう言われるのかについて本音で話してくれると信じられる誰かに相談する必要がある。否定的な評判は、転職しても付いて回るため、無視してはならない。
自分を無理に変えるのではなく、評判の幅を広げる
これは、まったく別人になる必要があるという意味ではない。
頼れる存在であることをやめる必要はないし、同僚を助けることをやめる必要もない。もちろん、これまで実績を支えてきた専門性を捨てる必要もない。
必要なのは、あなたに関する周囲の認識を広げることだ。問題解決で知られているなら、他の人が問題を解決する方法を学ぶ手助けを始めよう。優れた仕事で知られているなら、その仕事が組織にもたらす影響と結びつけて語ることを始めよう。
実行を任せられる人物として知られているなら、意思決定の早い段階で貢献する機会を探そう。
リーダーとして見られたいのなら、リーダーの肩書きが与えられるのを待つのではなく、自らリーダーシップの行動を示すことだ。
知識の共有やプロセスの改善、誰かに対するメンタリング、同僚の仲介、チームがより良い意思決定を下せるような支援はすべて、リーダーシップの発揮となる。また、協働を通じてリーダーシップ能力を向上させることもできる。協働は、あなた自身のリーダーシップ能力だけでなく、チームの機能やメンバーの問題解決者・協働者としての評判も高めることになる。
そうした瞬間の積み重ねが、同僚があなたについて語るストーリーを変え始める。
キャリアについて別の問いを立てる
多くのビジネスパーソンは、定期的に「自分は良い仕事をしているだろうか」と自問する。
それは重要な問いだが、それだけであってはならない。
同時に、「今日の私の仕事ぶりを見て、周囲は私がどのような役割に挑戦できると信じるだろうか」とも問いかけてみてほしい。
この問いは居心地悪く感じられるかもしれない。自己認識と他者からの見え方のギャップが浮き彫りになる可能性があるからだ。しかし、非常に有用な問いでもある。
あなたはすでに優れた仕事をしているかもしれない。しかし現在の課題は、今の役割で成功する能力以上のものを評判が反映しているようにすることだ。優れたパフォーマンスは、今日のあなたの価値を同僚に示す。
評判は、明日のあなたの価値を同僚に想像させる。


