米造幣局は9月2日、ドナルド・トランプ大統領の肖像が刻まれた新しい1ドル硬貨の販売を開始した。現職の米大統領が硬貨に採用されるのはこれが史上2回目。コレクターにとっては、金色に輝くこの硬貨を政府から直接購入できる初の機会だ。
販売は米東部夏時間2日正午に開始した。価格は25枚入りロールが61ドル(1枚あたり2.44ドル)、100枚入りバッグが154.50ドル(同約1.55ドル)に設定されている。
額面は1ドルで法定通貨として使用できるが、造幣局はあくまでコレクター向けの商品としてこれらを販売する。
硬貨の表面にはトランプの肖像とともに、「Liberty(自由)」「In God We Trust(我ら神を信ず)」「1776-2026」の文字が刻まれ、裏面には大統領の紋章と「250」の数字がデザインされている。
外見は金色だが実際に金は使用されておらず、主に銅で作られ、その他に亜鉛(6%)、マンガン(3.5%)、ニッケル(2%)が配合されている。
今回のトランプ1ドル硬貨は、米国建国250周年を祝う「2026年建国250周年記念硬貨プログラム」の一環として発行された。連邦議会は、建国記念に向けた流通硬貨のデザイン変更を造幣局に許可する法律「Circulating Collectible Coin Redesign Act of 2020(2020年流通・収集型硬貨デザイン刷新法)」を通じて同プログラムを承認した。トランプは1期目にこの法律に署名した。存命人物の顔を米国の通貨に使用することは連邦法で禁じられているが、政権側はこの2020年の法律を根拠に今回の硬貨が合法だと主張している。スコット・ベセント財務長官は7月にデザインを発表した際、この硬貨は「自由という不朽の遺産と、愛国心の永遠の象徴を称えるものだ」と述べていた。
販売されるバッグやロールの中にはランダムで特別な「独立記念日(7月4日)」バージョンのトランプ1ドル硬貨が合計25万枚含まれている。



