注目すべき数字
48ドル(約7600円)──これは、イースト・ポトマック・ゴルフリンクスの正規コースである「ブルー・コース」18ホールを、最も利用者が集中する時間帯にプレーする際の料金だ。全米の公営コースの平均的な料金水準だが、会員制ゴルフクラブでプレーする場合の費用と比べてはるかに安い。会員制クラブでは、月額会費が1200ドル(約19万円)から2500ドル(約40万円)以上もかかり、入会金を含めると数十万ドルに達することさえある。
トランプの米首都改造計画、納税者負担は1900億円超
トランプは、2025年3月に「コロンビア特別区を安全で美しい場所にする」と題した大統領令に署名し、首都ワシントンの景観を一新する大規模なキャンペーンを開始した。注目度の高い取り組みは、ゴルフコースの改修から総工費6億ドルのボールルーム新設を含むホワイトハウスの拡張工事まで多岐にわたる。
その他の取り組みには、リンカーン記念堂前の人工池(リフレクティング・プール)を青く塗装すること、メモリアル・サークルに建国250年にちなんだ高さ250ft(約76m)の凱旋門を建設する計画、そして首都各地にある連邦政府管理下の噴水やブロンズ像の塗り替え・修復などが含まれる。
当初の発表では、これらの取り組みの多くは費用を厳密に民間の寄付で賄うとされていたが、最新の連邦政府の開示資料によると、すべての改造プロジェクトにかかる納税者の負担額はすでに12億ドル(約1900億円)を超えている。国立公園局の維持管理予算や国立公園の入場料から多額の税金が流用されており、人工池の塗装工事だけでも入札なしで1310万ドル(約21億円)の随意契約が結ばれている。
こうした抜本的な変更は、法的な面から厳しく批判されているだけでなく世論の激しい反発も招いており、ほぼすべてのプロジェクトに対して中止を求める連邦訴訟が提起されている。


