ケネディ・センターの柳にも飛び火
今月1日には、総合文化施設ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター(ケネディ・センター)のテラスに植えられていた約40本のシダレヤナギが根元から伐採されたという情報がネット上で話題を集め始めた。これらの柳の木は「象徴的」な存在だとして、トランプを「情けない」と非難する声が上がったが、実際は柳が伐採されたのは昨年10月のことであり、もともとケネディ・センターでは約10~15年ごとに定期的に植え替えを行っている。
シダレヤナギが植えられているのはコンクリートのデッキの上に築かれた浅い花壇のため、木の寿命が短く、根が浮いたり幹が腐ったりしやすい。昨年の伐採に先立ち、1本が暴風雨の際に倒れ、他の木も枯死しつつあるのが明らかだった。
「市民のためのゴルフ場」、物議醸すトランプの改修計画
イースト・ポトマック・ゴルフリンクスは、ポトマック川に浮かぶイースト・ポトマック公園の南側、風光明媚なヘインズ・ポイントに位置し、手頃な料金で楽しめる「市民のためのゴルフコース」として100年以上の伝統を誇る。現在は「ブルー」「ホワイト」「レッド」の3コースにまたがる36ホールのほか、ゴルフ練習場や、歴史あるミニゴルフコースがある。
トランプ政権は2025年5月、この公営コースを設計段階から見直し、米男子プロゴルフツアー(PGAツアー)のメジャー大会や全米オープンゴルフ、ライダーカップの開催が可能な「チャンピオンシップ級」の高級施設に改修する計画を発表した。ホワイトハウスはこの改修計画を、首都のウォーターフロントに「魅力と威信を取り戻す」手段だと位置付けている。
だが、この計画はイースト・ポトマック公園を「一般大衆の保養と娯楽」のための場所として厳格に位置づけた1897年の米連邦議会制定法に違反すると批判されている。また、ヘインズ・ポイントの老朽化した護岸を再建する米国立公園局(NPS)の6億ドル(約950億円)規模のプロジェクトと抱き合わせにされていることから、連邦政府の監督や環境規制を無視しているとも指摘されている。
この改修計画をめぐっては、地元のアマチュアゴルファーらと歴史的環境保全団体がトランプ政権を提訴している。


