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宇宙

2026.09.02 14:00

金星が最大光度で輝き、月と惑星たちが共演 「ハーベストムーン」が秋を彩る9月の夜空

カナダ・アルバータ州南部のプレーリーで、刈り入れの終わった小麦畑の上に昇る9月の満月「ハーベストムーン」。2022年9月9日撮影(Alan Dyer/Stocktrek Images/Getty Images)

カナダ・アルバータ州南部のプレーリーで、刈り入れの終わった小麦畑の上に昇る9月の満月「ハーベストムーン」。2022年9月9日撮影(Alan Dyer/Stocktrek Images/Getty Images)

2026年9月の夜空では、4つの明るい惑星が相次いで月と共演する。「宵の明星」として夕空に君臨する金星は最大光度に達し、「秋分の日」が天文学上の秋の訪れを告げる。月末には「ハーベストムーン」の満月が昇る。見どころ満載の今月の星空についてまとめた。

天文カレンダー

・9月9日(水):細い月と木星が大接近

日の出前の東の低空で、月齢27の細い月が木星と大接近して見える。両天体の見かけの距離は2度未満。最接近時には1度を切るが、日本時間の月の出より前のタイミングとなる。北米などでは、月が木星を隠す「惑星食」が見られる。

月が火星、木星に接近(国立天文台)
月が火星、木星に接近(国立天文台)

・9月14日(月):細い月と金星が大接近

日の入り後の西の低空で、月齢3の細い月が明るい金星に約1.5度まで近づく。金星自体も、地球に近づくにつれて細い三日月状に見えている。

月が金星に接近(国立天文台)
月が金星に接近(国立天文台)

・9月19日(土):金星が最大光度

「宵の明星」の金星は、今月いっぱい日没後の西の空を支配し、9月19日に「最大光度」を迎えてマイナス4.8等の輝きを放つ。このとき金星は月を除いて夜空で最も明るい天体となる。

2023年7月7日に撮影された最大光度の金星(国立天文台)
2023年7月7日に撮影された最大光度の金星(国立天文台)

・9月23日(水):秋分の日

北半球では天文学上の秋が、南半球では春が始まる。

・9月27日(日):「ハーベストムーン」の満月が土星と接近

日の入りとほぼ入れ替わりに、北米先住民の農事暦で「ハーベストムーン(収穫の月)」の呼び名を持つ満月が昇る。満月のそばには土星が光っている。(編集部注:2026年の「中秋の名月」は満月ではなく、9月25日となる)

月が土星に接近(国立天文台)
月が土星に接近(国立天文台)

9月は惑星を観察しよう

今月は、肉眼で見える5つの惑星すべてが夜空に現れる。金星と水星は日没後に、火星と木星は日の出前に姿を見せ、土星は夜の間ほぼずっと見えている。(編集部注:日本からは水星は高度が低く観察は難しい)

天王星と海王星も、天体望遠鏡や双眼鏡を使えば見つけることができる。海王星は9月27日(日)に「衝」となり、地球を挟んで太陽と一直線に並ぶ。

海王星。米航空宇宙(NASA)の惑星探査機「ボイジャー2号」が1989年8月に史上初のフライバイで撮影(NASA/JPL-Caltech)
海王星。米航空宇宙局(NASA)の惑星探査機「ボイジャー2号」が1989年8月に史上初のフライバイで撮影(NASA/JPL-Caltech)

夏の天の川を見送り、「秋の四辺形」を迎える

北半球の星空ファンにとって、明るい夏の天の川を宵の空で堪能できるのは9月が最後。さそり座やいて座の方向にある星の密集した銀河の中心領域は、宵のうちに地平線へと沈み、10月までには夜空からほぼ姿を消してしまう。

米ユタ州のアーチーズ国立公園にある砂岩地形「デリケート・アーチ」の上に輝く天の川(stock.adobe.com)
米ユタ州のアーチーズ国立公園にある砂岩地形「デリケート・アーチ」の上に輝く天の川(stock.adobe.com)

一方、東の空にはペガスス座の大四辺形(秋の四辺形)が昇ってきて、北半球の夜空に秋の到来を告げている。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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