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リーダーシップ

2026.09.02 07:04

専門性を世界に広げる:プロフェッショナルブランドを国際化する4段階の戦略

stock.adobe.com

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筆者のこれまでの観察によると、多くの専門家がローカルにとどまらず、世界の舞台で名を知られる存在になりたいと考えている。結局のところ、現代のグローバル経済は相互に結びついており、専門家としての知名度が高まるほど、より多くのチャンスが開かれるからだ。

グローバルな認知度を獲得しようとする際、多くのリーダーは知名度を高めることに焦点を当てる。マーケティングに予算を投じる者もいれば、カンファレンスでの登壇機会を増やす者、海外に新しいオフィスを開設する者もいるだろう。こうした取り組みも効果はある。しかし、自身も国際的な認知度の獲得に努め、学術界を含むさまざまな分野の専門家が同様の成果を上げるのを支援してきた口腔顎顔面外科医であり顕微鏡手術のイノベーターとしての私の経験から言えば、プロフェッショナルブランドを国際的に拡大することが、単に「知名度を高める」ことだけに帰結するという考え方は、よくある誤解である。

前回のコラムでは、「産学架け橋(Academia-Industry Bridge、AIB)」という概念を紹介し、国際的な事業拡大における新たな通貨となるのは、特定の地域における市場の評価ではなく、科学的検証であることを論じた。知名度は扉を開くかもしれないが、厳格な検証こそがその扉を開け続ける。では、すでに成功を収めているリーダーは、どのようにしてローカルな成功を、グローバルで科学的裏付けを伴う権威へと体系的に転換できるのだろうか。ここで、そのために活用できる4段階のフレームワークを紹介する。

1. 商業的に重要なイノベーションを特定する

研究分野を前進させるイノベーションもあれば、市場の課題を解決するために生まれるイノベーションもある。どちらも価値があり必要だが、私の経験では、プロフェッショナルブランドを国際的に拡大しようとする専門家は、自らの商業的に重要なイノベーションを特定すべきである。

理想的には、所属する業界において、世界規模で真に新規性のある1つか2つの中核的イノベーションに焦点を絞るのが望ましい。

2. 科学論文でイノベーションを発表する

焦点を当てるべき商業的に重要なイノベーションを絞り込んだら、それらがどれほど独自の性質を持ち、かつ信頼できるものであるかを検証する必要がある。

その上で、査読制のある厳格な科学論文の中で、そのイノベーションを発表すべきである。論文が掲載されたら、Google ScholarやResearchGateなどのプラットフォームでプロフィールを開設し、的を絞った引用戦略を駆使して実績を積極的に拡大させていく。この段階は、特に高名な科学誌を狙う場合は時間がかかる可能性がある。しかし、それだけの見返りはあると確信している。信頼性の高い科学誌への掲載は、他の方法では得がたい強力な信用をもたらすからだ。

3. メディアやオンラインでの存在感を高める

イノベーションを生み出し、科学誌に論文が掲載されることは、科学的専門性の基盤となる。また、Google ScholarやResearchGateなどのプラットフォームに充実したプロフィールを構築することは、その基盤を支える基本的なデジタルプレゼンスである。しかし、グローバルに革新的な人材とみなされるためには、それらのプラットフォームを超えてオンラインやメディアでの存在感を拡大する必要がある。

さまざまな専門家の国際的なプレゼンス向上を支援し、自身もそのプロセスを経験してきた中で、推奨できる道筋はいくつかある。

第1層は、著名な雑誌や新聞などの影響力のある報道機関に取り上げられることで、専門家を業界のパイオニアとして一般社会に提示することだ。第2層は、多言語でのWikipedia項目の整備であり、これにより長期的なデジタル上の拠点を確保できる。第3層は、権威あるプログラムや業界のコンテストに応募し、認知や受賞を獲得することである。第4層は、強力なウェブサイトとソーシャルメディアプロフィール(特にLinkedIn)を構築することだ。これにより、専門家の名前を検索した人が誰でも、公式の経歴、検証された実績、報道へのリンク、ソートリーダーシップに関する洞察を見つけられるようになる。

4. 信頼性を増幅し、法的保護策を確立する

専門家は、メディアおよびオンラインでのプレゼンスに取り組んだ後、信頼性をさらに増幅し、知的財産に対する法的保護策を確立することに注力すべきである。

専門家は、いくつかの手段を講じることで信頼性を増幅できる。私は、世界的なカンファレンス、見本市、業界関連のサミット、その他のイベントで登壇機会を確保できるよう、引く手あまたの講演者やパネリストとして自らを位置づけることを推奨している。また、影響力のある権威ある専門職団体への加入も目指すべきだ。さらに、共同研究イニシアチブや世界トップクラスの大学との連携など、学術機関や各種機関との提携を模索し、確保することも勧めている。専門家が信頼性を高めるもう1つの戦略的な方法は、自らの独自の知識や洞察を示す書籍、ホワイトペーパー、業界レポートを発行することである。

また、知的財産を保護するための対策も不可欠である。例えば、必要に応じて特許や商標を登録すべきだ。

信頼性をビジネスチャンスに変換する

専門家はこれら4つの段階を独力で進めることもできれば、道案内をしてくれるサービスプロバイダーと提携することもできる。提携することを選択する場合は、確かな実績があり、信頼でき、自らとの相性が良い相手を慎重に見極めるべきである。

この4段階のフレームワークは、最終的には「信頼性をビジネスチャンスに変換する」ためのものである。投資家からの関心であれ、取締役への就任要請であれ、あるいはその他何であれ、専門家が自身の専門性を世に示し、グローバルで確固たる存在感を築けば、ビジネスチャンスの側から自然とアプローチが舞い込んでくるようになる。

(forbes.com 原文)

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