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気候・環境

2026.09.01 11:00

包装材から食品や飲料に漏れ出すマイクロプラスチック 紫外線や加熱で汚染加速

Getty Images

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年間1000トン近くのマイクロプラスチックが、包装材から食品や飲料に漏れ出していることが新たな研究から明らかになった。

スイスの環境保護団体アースアクションが米環境保護団体リパーパスグローバルと共同で発表した報告書によると、マイクロプラスチックの平均摂取量は1人当たり年間約130ミリグラムと推定されている。同報告書は、食品や飲料の包装材から漏れ出すマイクロプラスチックの摂取は、ある程度防止することができるとしている。

この研究では、ごく一部の包装形態とストレス条件がマイクロプラスチック排出量の大部分を占めていることが判明し、問題を解決する糸口が見つかった。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)ボトルは、包装材に関連するマイクロプラスチックの約3分の1を占めているとされる。さらに、日光や紫外線への曝露により、食品や飲料への微粒子の放出が促される。また、加熱した食品や飲料を冷まさずに容器に詰めたり、電子レンジで容器ごと加熱したりするなどの熱ストレスも、容器からのプラスチック微粒子の剥離を著しく増加させる。

研究者らは、現行の食品安全規制はプラスチック微粒子の放出をほとんど考慮していないと指摘した。報告書は、プラスチック製の食品包装材について、輸送中や小売店での陳列時の紫外線への曝露を制限することや、ふたや開閉部など高い負荷がかかる部品の設計を見直すよう推奨している。

研究を主導したアースアクションのジュリアン・ブーシェ博士は筆者の取材に対し、調査対象となったすべての種類の包装材が、プラスチック微粒子の漏出を起こしやすいことが分かったと述べた。同博士によると、包装の開け閉めや圧迫といった機械的ストレスによって、プラスチック微粒子が漏出しやすくなるという。もう1つの主な経路は、プラスチック化合物が紫外線や日光にさらされるなどの物理的条件と反応し、その中に含まれる食品や飲料の中にマイクロプラスチックが放出される場合だ。

次ページ > 「私たちが摂取する食品のほぼすべてが、何らかの形でプラスチックに接触している」

翻訳・編集=安藤清香

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