米国時間8月30日に米軍がホルムズ海峡沿いにあるイランのロケット発射施設を攻撃する中、ドナルド・トランプ大統領は油田への空爆映像とみられる2本のAI生成動画を投稿し、イランの原油輸出の大半を担うカーグ島が破壊されていると述べた。
トランプは30日夜、トゥルース・ソーシャルに「カーグ島が粉々に吹き飛んでいる!!!」と投稿した。
この投稿にはAI生成動画が添えられており、油田で火災や爆発が起きる中、飛行機の窓から外を見つめる飛行士の姿が映し出されている。動画では、石油貯蔵タンクや停泊中のタンカー、その他の建物が爆発に飲み込まれる様子が確認できる。
その後、トランプは大規模な油田に無数のミサイルが着弾して爆発を引き起こす場面が映された別のAI生成動画も投稿した。これらの動画が政権によって作成されたものなのか、それともフォロワーから共有されたものなのかは不明だ。
この投稿は、米軍がイラン軍に対する大規模な攻撃を再開したタイミングで行われたが、実際にカーグ島が標的になったとの報告はない。
米中央軍(CENTCOM)は、ホルムズ海峡に差し迫った脅威をもたらしているとして、イラン革命防衛隊の機雷敷設部隊に対する「限定的かつ的確な行動」を実施したと発表した。イラン側の行動が脅威を生み出しているとし、その排除と「民間の船員、商業海運、および世界的な自由貿易の保護」が目的だったと主張している。一方、イラン国営メディアはホルムズ海峡に近いララク島周辺での爆発を報じており、革命防衛隊も複数の死傷者が出たことを認めた。トランプがララク島とカーグ島を混同したのかは不明だ。カーグ島はホルムズ海峡から北西に400マイル(644キロメートル)以上離れたペルシャ湾の奥深くに位置している。
革命防衛隊は米軍による攻撃への報復として、ヨルダンにある2つの米軍基地に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。これに対しヨルダン軍は声明で、8月31日に同国領空に侵入したミサイル8発を防空システムで迎撃したと発表し、ミサイルは「市民や財産に対する脅威をもたらす前に」破壊されたと説明した。



