トランプが政敵への攻撃や自身の成果を誇示する目的で、AI生成の画像や動画をSNSに投稿するのは今回が初めてではない。こうした投稿の多くは物議を醸しており、後に削除されることもあった。最も大きな批判を浴びたのは今年4月、ローマ教皇レオ14世との対立のさなかに、自身をイエス・キリストに見立てたAI生成画像を共有した一件だ。この投稿は一部の著名な共和党員を含むさまざまなグループから即座に反発を受け、後に削除された。
しかしその数日後には、星条旗を背景にキリストに抱きしめられる自身を写したAI生成画像を再び投稿。さらに、自身や閣僚が改装されたリンカーン記念堂のリフレクティング・プール(反射池)で泳ぐAI生成画像を共有し、民主党政権下ではそこが下水道だったと述べた。8月下旬にも複数のAI生成画像を投稿し、カーグ島が爆撃される様子や、米軍とトランプ自身がイランの石油タンカーを拿捕する画像を用いてイランを威嚇した。この連投の中には、トランプがジョン・F・ケネディと並んで立つ写真や、ジョージ・ワシントンを「救出」する画像も含まれていた。
カーグ島はイランの原油輸出の90%を担う戦略的に極めて重要な拠点だ。ペルシャ湾北部に位置するこの島には石油関連施設の労働者を中心に約2万人が暮らしており、3つの主要なエネルギーインフラ拠点を有する。トランプはこれまでにもカーグ島の制圧や爆破を示唆してきたが、これまでのところ実際に大規模な攻撃が行われた事実はない。


