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2026.09.01 12:10

OpenAIの広告事業が加速、開始200日で年換算売上約1600億円規模へ成長

AS Photo Family - stock.adobe.com

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OpenAIは米国時間8月31日、ChatGPT上に広告を配信する事業「ChatGPT Ads」で、収益が年間に換算して10億ドル(約1600億円)に達するペースまで伸びたと発表した。立ち上げから約200日での到達である。あわせて、インド、欧州、中東、北アフリカの広告主に対し、代理店を通さず自分で広告枠を買えるセルフサーブ方式を開放した。

OpenAIは年換算10億ドルという到達点を、自ら「多角化した事業モデル」と呼ぶ体制の裏づけとして掲げた。広告は現在、法人向け契約、個人向けサブスクリプション、利用量に応じて課金するAPI収入と並ぶ収益の柱に位置づけられている。

発表の時期は偶然ではない。OpenAIは今年に入り、米証券取引委員会(SEC)へ内容を公開しない形で新規株式公開(IPO)の申請書類を提出しており、上場は2027年かそれより早い時期になると報じられている。そして、8520億ドル(約136兆3200億円)という企業価値評価を、上場後に株を買う投資家へ納得させなければならない立場にある。

1600億円は年間実績ではなく、月間広告収入を12倍した数字

今回の10億ドルは、ランレートと呼ばれる指標である。ある瞬間を切り取った写真であって、受け取った金額を示す領収書ではない。現在の月間広告収入を12倍して出した値であり、今この瞬間に事業が進んでいる速度を表しているにすぎない。1年かけて実際に計上した金額ではない。速度と実績を区別することは、これほど若い事業では重い意味を持つ。世界展開が好調だった月が1カ月あるだけで、年換算した数字は大きく動くからだ。

米国での広告テストは6週間で160億円、5カ月後は1600億円

実績ではなく速度を示す数字だという但し書きを置いてもなお、伸びの角度は急だ。

OpenAIが米国でChatGPT内の広告テストを始めたのは2月だった。3月には、開始から6週間で年換算収益が1億ドル(約160億円)を超えたと明らかにしている。そこから5カ月余りで、年換算収益はおよそ10倍に膨らんだ。

OpenAIでグローバル広告ソリューション担当バイスプレジデントを務めるデイブ・デューガンは、今回の到達を「広告にとって新しい章」と表現した。200日足らずでここまで伸びた速さこそ、この先に広がる商機の大きさを示すと語っている。

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