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AI

2026.09.01 12:40

テンセント、オープンウェイトAI新版「Hy4 preview」公開──総パラメータ7700億の旗艦モデル

Robert - stock.adobe.com

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Tencent(テンセント)は米国時間8月28日、新たな旗艦モデル「Hy4 preview」の重み、つまりモデルの中身にあたる学習済みパラメータ一式を公開した。改変も商用利用も認めるApache 2.0ライセンスを付けたため、誰でもダウンロードして追加学習させ、これを土台に事業を立ち上げることもできる。総パラメータ数は7700億で、1トークンを処理するたびに動くのは、そのうち490億。1度に読み込める文章量は100万トークンに達する。自前でサーバーを用意せず、外部事業者のAPI経由で呼び出す場合の料金も、入力100万トークンあたり約83セント(約133円)で済む。

例えば、ウェブ開発基盤Djangoの共同開発者サイモン・ウィリソンは、新しいAIモデルを試した記録を公開している。彼は公開直後にHy4 previewを試した。ウィリソンはこのモデルを、コーディングにも、指示を受けて多段階の作業をこなすエージェント用途にも本格的に使えると評価している。有料の最先端モデルが料金を取ってきたのは、まさにそうした実務であり、Hy4 previewが狙うのもそこだ。平たく言えば、1年前なら最先端モデルの価格でしか買えなかった性能が、現在はただで持ち帰れる。

中国から出てきた同種の動きは、この1カ月でHy4が4件目になる。4件を並べると、各社がたまたま同じ時期に製品を出しただけの日程表ではなく、価格をめぐる1つの戦略に見えてくる。

中国のAI企業3社が1カ月で4件、モデルや業務基盤を国外へ開放

7月31日、DeepSeek(ディープシーク)が、自社の商用サービスで実際に動かしている「V4-Flash」の重みを、改変も商用利用も自由なMITライセンスで公開した。総パラメータ数2840億のこのモデルは、入力100万トークンあたり14セント(約22円)で使える。8月21日には、画像も扱える派生版「V4-Flash-Vision-Exp」を追加した。画像と文章を組み合わせて自律的に作業を進める能力を測る試験で、Anthropic(アンソロピック)のAIモデル「Opus 4.8」に迫るとディープシークは主張している。料金は据え置いた。8月26日には、Alibaba(アリババ)が、指示を受けて多段階の業務を代行するAI基盤「QwenWork」の国際版を、ウェブとデスクトップ向けに国外の利用者へ開放した。そして8月28日、テンセントがHy4で1カ月を締めくくった。

中国国内では正面からぶつかり合う3社が、4週間のうちに国外市場へ同じ姿勢でたどり着いた。性能が欲しければ自由に使ってくれていい、代金は取らない。3社が出した答えはそこで一致している。

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