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起業家

2026.09.05 11:00

5回の「なぜ」で問題の根本を突き止める イノベーターが実践する成果を最大化させる思考法

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これまで一貫して1つの要素がイノベーターと他の人を画してきた。解決しようとしている問題が何であれ、最も成功しているイノベーターはまず問いを立てることから始める。ただし、どんな問いでもいいわけではない。より深い思考と洞察につながる問いだ。

そして多くの場合、イノベーターは他の人々が当然のこととして受け入れている前提に疑問を投げかけている。絶えず問い、そしてより優れた問いを投げかけることで、課題の種類や分野を問わず喫緊の課題を解決する革新的な解決策を見出すことができる。

企業は日常的に、間違った問いに対して極めて優れた答えを得るために何百万ドルも費やしている。顧客がもはや必要としていない製品を最適化し、廃止すべきプロセスを自動化している。誰も求めていない機能を追加し、視野のすぐ外側に潜む問題よりもはるかに重要度の低い問題を解決するために高度な技術を用いている。

イノベーションは、誰かがその「枠」にあえて疑問を投げかけようとしたときに始まる。最高のイノベーターは、問いとは単に情報を求めることではないことを理解している。それは可能性をめぐる境界線だ。

あなたは正しい問いを立てているか

ビジネスの世界にいる多くの人にとって、最大の課題の1つはそもそもどのような問いを立てるべきなのかを見極めることだ。米ハーバード大学が提供する教育プラットフォームHarvard Online(ハーバード・オンライン)の記事は、これは特にビジネスの世界でよく見られる問題であり、問いが効率性だけに集中してしまう傾向があると指摘している。同記事が推奨しているのは「5つのなぜ」という手法だ。「問題の根本原因が明らかになるまで、『なぜ』と繰り返し問いかける。必ずしも5回質問する必要はなく、根本的な原因だと感じられる結論にたどり着くまで続ければいい」とある。

幼い子どもが親の言うこと全てに対して何度も「なぜ?」と尋ねるのと同じようなものだと考えるといい。最初の説明では十分ではない。もっと踏み込んだ説明が必要なのだ。親にとっては苛立たしいかもしれないが、組織で本当に解決しようとしている問題を突き止めるうえではこの姿勢が決定的な違いを生み出すことがある。

たいていの場合、最初に思いついた答えが最も効果的な解決策というわけではない。最初に浮かんだアイデアに飛びつきたくなるかもしれない(純粋にビジネス上の効率性という観点から問題を見ている場合は特にそうだ)。さらに深く問いかけることで、そもそも何が問われているのかをより慎重に考えざるを得なくなる。そして、それがイノベーションの強力な原動力になり得る。

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翻訳=溝口慈子

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