米国内でGoogle マップを開く利用者の画面では、米国とカナダの国境にまたがる五大湖の1つ、オンタリオ湖が「レイク・アメリカ(Lake America)」と表示されるようになる。グーグルが米国時間8月29日に発表した。カナダとの貿易戦争が続く中、ドナルド・トランプ米大統領がオンタリオ湖の改名を命じる大統領令に署名してから2日後のことである。
同じ湖なのに、Google マップの表示名は米国とカナダで異なる
グーグルは8月29日に公開したブログで、表示名の切り替えを進めると明らかにした。同社は、山や湖などの名前を各国政府が公式に定めた資料に沿って表示している。米国では、連邦政府が地名を登録する地名情報システム(GNIS)が公式資料にあたる。GNISではすでにオンタリオ湖の登録名が「レイク・アメリカ」へ改められており、登録変更に合わせてGoogle マップの表示も切り替わる。
表示される名前は、利用者がどの国にいるかで分かれる。米国内では「レイク・アメリカ」と表示される一方、カナダ国内の利用者にはこれまでどおり「オンタリオ湖」と表示される。米国とカナダ以外の国で使う利用者には、両方の名前が並べて示される。
大統領令は内務長官に、30日以内にオンタリオ湖を改名するよう指示
オンタリオ湖の改名は、トランプが8月27日に署名した大統領令で決まった。大統領令は内務長官に対し、30日以内に改名の手続きを取るよう指示している。
ダグ・バーガム内務長官も同じ8月27日、連邦政府が使う地名を統一する米国地名委員会に対し、GNISの登録名を新しい呼び名へ書き換えるよう命じる命令に署名した。命令書はオンタリオ湖について、「米国にとって欠くことのできない資産であり、建国初期の交易と商業を支えた重要な動脈であり、米国にとって不可欠な経済資源である」と主張している。



