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2026.09.05 16:00

「直感」は才能ではなく技術、科学的に正しい判断力を磨く訓練法

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身体にも染み付く

これには身体的な側面もある。内受容感覚、つまり自分の身体内部の状態を感じ取る感覚は感情を認識する能力と密接に関係している。学術誌『Physiology & Behavior』に2022年に掲載されたメタ分析では、自分の身体的シグナルを正確に感じ取る程度と、自分の感情を強く認識する程度との間に、小さいながらも確かな関連があることが示された。胸が締めつけられる感覚や、胃に穴が開くような感覚は、言葉で説明できるようになる前に自分の中で判断が形づくられていくプロセスの一部なのだ。

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それらのシグナルは、スマートフォンから入ってくる情報と比べればかすかでゆっくりとしたものだ。感覚に気づく前に「合意」が形成されてしまうと、覆すものは何もない。なぜならその感覚は名前をつけられるほどはっきりと認識されなかったからだ。

「もっと直感を信じること」が解決策ではない

よくあるアドバイスが行き過ぎてしまうのはこの点だ。直感とは、自分の内側に存在する賢明な指針ではない。状況によってはあまりにも不規則すぎて、信頼できる直感が得られないことも多々ある。たとえば私たちは、誰かと出会って最初の10分間に下した相手の性格についての判断を本来あるべき以上に過信しがちだ。

学術誌『Social Psychological and Personality Science』に2026年に掲載された研究では、人は見知らぬ人の第一印象について、時間をかけて慎重に形成したものよりも瞬間的に抱いた印象を一貫して好み、信頼することが明らかになった。ただし、瞬時の判断の方が正確なわけではない。

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したがって、あらゆる状況で自分の直感に従うことが目標ではない。重要なのは、周囲の雑音が入ってくる前に自分なりの「草案」を持つことだ。自分の草案なら、それを基に議論を重ねたり、修正したり、捨てたりすることができる。その草案がなければ、基準となるものがなく、自分が本当に何を考えているのかわからないという漠然とした感覚が一時的なものではなく恒常的な状態になってしまう。

この習慣を改める方法は些細で少し居心地の悪いものでもある。レビューやグループチャットを開く前に、自分の第一印象を文章でまとめて、もし理由があればそれも併せて言葉にするといい。それから、自分とは相反する意見も含めて他の人の意見を集めればいい。

取り入れる情報を変える必要はまったくない。変えるべきは、自分の予測が存在するようにすることだ。そして、生きていくうちにその予測の精度がわかる。それこそが、この習慣によって断ち切られていたループだ。

直感は本当の意味で失われることはない。判断を他人に委ねることで鍛えられなくなっているだけだ。そして直感は失われていったときと同じようにゆっくりと戻ってくる。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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