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2026.08.31 09:00

FDA、オランダ新興の自律型採血ロボ「Aletta」を認可──米国の専門職不足に対応

(C)Vitestro

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米国で次に血液検査を受けるとき、血管を探して針を刺すのは人ではなくロボットかもしれない。米食品医薬品局(FDA)は米国時間8月19日、操作する人が手を添えなくても1台で採血を最後までこなすロボット装置「アレッタ(Aletta)」を承認した。FDAは、アレッタがいずれ検査室の人手不足を補い、患者が日常的な血液検査を終えるまでにかかる時間を縮めうるとしている。

米国の医療検査室には、採血だけを担当する専門職として採血技師(フレボトミスト)が置かれている。FDA医療機器・放射線保健センターでトップを務めるミシェル・ターバーは、成人の外来患者への使用を認めた今回の承認を発表する声明でこう述べた。「採血は米国で最も頻繁に行われる医療行為の1つだが、訓練を受けた採血技師の不足が広がっており、患者が待たされることもある」

アレッタを開発したのは、医療用ロボットを手がけるオランダのスタートアップ、ビテストロ(Vitestro)である。欧州ではすでに臨床試験の一環として、病院や検査施設で患者から採血している。

患者が装置の横に座ると、アレッタは針を刺す位置に腕を置くよう促す。続いて近赤外線とドップラー超音波の画像で採血に適した血管を探し、動脈ではないことを確かめる。血管を決めた後の工程は、すべてアレッタが自分でこなす。腕を縛る駆血帯を巻き、皮膚を消毒し、針を刺し、採血管を差し替え、採血が終われば絆創膏を貼る。

採血技師1人が3台を監督し、人の手はなお欠かせない

アレッタが人の手を借りずに動くからといって、採血に習熟した人間が要らなくなるわけではない。少なくとも、現時点では。装置には採血の訓練を受けた技師が監督役として必ず付き、ボタンを押して採血を始めさせる。採血管が正しい順番で満たされ、十分な量の血液が入っているかを確かめるのも、監督役を務める技師の仕事である。患者が入れ替わるたびに装置を消毒するのも人が担う。

採血技師1人が同時に監督できるアレッタは、最大3台とされる。人手が浮けば、より丁寧な対応が必要な患者にスタッフを振り向けられる可能性がある。

米国臨床病理学会(ASCP)は2024年、米国内の医療検査室を対象に、人材不足の規模と分布を調べる調査を実施した。その結果、採血部門全体の欠員率は9.4%、うち現場スタッフの職では9.9%だった。夜勤や残業のシフトは埋まりにくく、1日に2交代分を続けて働くダブルシフトはさらに埋まりにくいことも分かっている。

今回の承認には、FDAが「デノボ(De Novo)」と呼ぶ審査の枠組みが使われた。デノボは、これまで前例のない種類の医療機器のうち、リスクが低いか中程度のものを対象とする制度である。

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