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2026.09.01 08:30

「サムスンが折りたたみスマホの原型をつくった」Galaxy開発責任者が語る8世代の蓄積

Galaxyスマートフォンの技術開発をリードするヤン・ビョンドク氏にインタビューした

Galaxyスマートフォンの技術開発をリードするヤン・ビョンドク氏にインタビューした

2026年秋以降には、折りたたみスマートフォンを巡る競争が一段と熱を帯びそうだ。その先陣を切って、サムスン電子が8月7日に「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」「Samsung Galaxy Z Fold8」「Samsung Galaxy Z Flip8」の3モデルを日本で一斉に発売した。

中でも目を引くのが、フォルダブルスマートフォンのシリーズに新しく加わった小型のZ Fold8だ。開けばコンテンツを楽しめる7.6インチの大画面。電子書籍や動画視聴にもなじみやすい画面サイズだ。そして、閉じた状態では片手でも自在に操作できる。従来の横開き型のZ Fold8 Ultraとはまた異なる選択肢を示した格好だ。

新製品の発売に合わせて来日したサムスン電子の副社長兼コアコンポーネント テクノロジー チームのヤン・ビョンドク氏に、8世代にわたる開発で得た知見と、競合が増える市場でGalaxyが掲げる強みを聞いた。

7年前からフォルダブルの商品化を続けてきた

サムスンは2019年に初代「Galaxy Fold」を発売して以来、横開き型の展開を継続している。2020年には縦折り型の「Galaxy Z Flip」シリーズも加え、折りたたみスマートフォン市場における代表的な地位を確立した。今年はGalaxy Z Fold8をラインナップに追加した計3モデル体制で、9月に発表が有力視されているアップル初の折りたたみスタイルのiPhoneに対抗する構えだ。

ビョンドク氏は、折りたたみスマートフォンが提供する最も重要な体験価値は「大画面と携帯性のふたつ」であると述べ、従来のZ FoldやZ Flipの商品開発もまた、このふたつの価値を提供することに注力してきたという。

フォルダブルスマートフォンに関しては、「閉じると小さくなる」ことと「開くと大きな画面が利用できる」ことのどちらに価値を見出せるのかという、二項対立的な議論もある。ビョンドク氏はこの問いに対して「エンジニアとしてはどちらの形態であっても、心地よくシームレスにフォルダブルスマートフォンを利用してもらえることを重視している」と答えた。

サムスン電子は初代のGalaxy Foldを発売してから7年間、市場のトレンドを入念に調査してきた結果、フォルダブルスマートフォンの大きな画面で動画や電子書籍など、エンターテインメント系コンテンツを楽しむユーザーが年々増えている傾向をつかんだ。

ユーザーが本体を開いた状態でも携帯性を損なうことなく、コンテンツの視聴に没頭できるよう、本体の強度を保ったまま薄く軽量でスムーズに開閉できるフォルダブルスマートフォンをつくる技術開発を進めてきた。その結果、今年のZ Foldシリーズに新しく採用する「フレックスチタニウム」のディスプレイ技術が生まれた。

2026年にはコンパクトな横開きフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold8」がラインナップに加わった
2026年にはコンパクトな横開きフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold8」がラインナップに加わった
次ページ > Z Foldに飛躍をもたらしたフレックスチタニウム技術

編集=安井克至

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