北米

2026.08.30 15:00

「100%虚偽だ」ヘグセス米国防長官、2028年大統領選への出馬報道を否定

(C)Rockstar Games

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ピート・ヘグセス国防長官が、2028年の大統領選出馬を検討しているとの報道を否定した。ヘグセスはこの主張を「100%虚偽だ」と切り捨てた。次期大統領候補としては、J・D・バンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官、FOXニュースで司会を務めていたタッカー・カールソンの名前が取り沙汰されてきた。ヘグセスは今回の否定によって、こうした候補者の顔ぶれから自らを外したことになる。

ヘグセスは国防長官に就く前、FOXニュースで番組司会を務めていた。出馬検討を報じたのはNBCニュースである。ヘグセスはXに投稿し、報道内容を真っ向から否定した。出馬する意思はないとNBC側には伝えてあったと述べ、そのうえでNBCについて「だが、匿名の『情報源』を使ってただうそをつくだけだ」と非難した。

報道が出たのは米国時間8月28日金曜日である。NBCは、ヘグセスが親しい友人や知人とホワイトハウス入りを目指す可能性を話し合っていたと伝えた。裏付けとして挙げたのが、ヘグセスが最近、アイオワ州で開かれた州フェアに姿を見せたことだ。アイオワ州は、共和党大統領候補指名争いで全米最初の党員集会が開かれる州である。もっとも、ヘグセスが現地入りした名目は、アイオワ州選出の共和党下院議員ザック・ナンを支援する選挙運動である。

2028年大統領選をめぐって、正式に選挙戦入りを表明した有力候補はまだいない。ただし、テキサス州選出の共和党上院議員テッド・クルーズは、出馬に意欲があると公言している。有力視される顔ぶれには、このほかにバンスとルビオが挙がる。

ヘグセスの選挙経験は2012年だけ、上院議員選から早々に撤退

ヘグセスが選挙に立候補したのは、過去に1度だけである。2012年に連邦議会入りを目指して動いたものの、選挙戦は短期間で終わった。ミネソタ州で連邦上院議員選の共和党候補指名を狙ったが、党の推薦候補を決める州党大会を経て、最終的に予備選から撤退した。2014年にはFOXニュースにコメンテーターとして加わり、保守派を代表する論客として存在感を高めた。2024年にはドナルド・トランプから国防総省を率いる人物に指名され、2025年初めから長官職を務めている

共和党の指名争いはバンス優位、ルビオは支持に回ると明言

予測市場において、次の共和党大統領候補として本命視されているのはバンスである。予測市場のカルシでは、バンスが指名を得る確率は44%、これに次ぐルビオは19%と示されている。カルシで5%を超えるのは、バンスとルビオの2人だけである。バンスは、今後どうするかを2026年の中間選挙後に決めると述べてきた。ルビオは、バンスが2028年共和党大統領候補指名を目指すなら支持に回ると明言している。

バンスとルビオで割れる外交路線、予備選の争点になる恐れ

バンスとルビオには思想の隔たりがあるようだと観測筋は指摘しており、この違いが2028年予備選で大きな争点になりかねない。バンスは、海外への介入に懐疑的でポピュリズム色がより濃い層に支持を広げている。ルビオが立ち返ろうとしているのは、トランプが共和党大統領候補指名に初めて挑む前まで党内政治を仕切っていた、新保守主義(ネオコン)色が強い主流派路線である。

forbes.com 原文

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