幸福度によって異なる消費スタイル
さらに幸福度や年収、年代などと購買意識の関係を分析すると、それぞれの特徴も見えてきた。高幸福度・高年収層では「時短効率」や「移動快適化」などへの価値投資を重視する傾向が見られた。一方、若年単身層は「推し活」や「トレンド」などの自己表現や体験に資金を集中。低幸福度・低年収層は「格安優先」に近く、価格をシビアに捉える生活防衛傾向が見られた。また、60代以上や子どものいる層では、「健康管理」や「旅行」を堅実に重視する傾向が示された。

購買時に何を重視しているかと、実際に何にお金をかけたかを組み合わせて分析すると、「価格の安さを最優先した格安商品・サービス」「旅行や遠出」「自分へのご褒美」「健康の維持や体調管理」「将来のリスクやトラブルへの備え」「プレゼントやギフト」「便利さや効率を追求した商品・サービス」などは、いずれも重視度と実際の購買意識の双方が高いグループに入った。
今回の調査は「こうした消費をすれば幸福度が上がる」ことを示したものではない。あくまで幸福度の高い層・低い層それぞれにどのような消費傾向が見られるか、その関係性を分析したものだ。ただ、自分が何にお金を使い、何を大切にしているのかを振り返るうえで、ひとつの参考にはなりそうだ。
【調査概要】
調査名:「日本人の幸福度と消費スタイル・消費意識の関係を明らかにする」ためのアンケート調査
対象:全国の20歳以上の男女
サンプル数:1000人
調査期間:2026年5月18日~19日
調査方法:Webアンケート
調査機関:株式会社アスマーク


