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2026.08.29 09:22

アマゾンでの買い物を半年間断ってわかったこと

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この実験が私の子どもたちと学校にもたらした効果は、科学がすでに解き明かしていたことだった。

私たちの多くは、毎年1月を数々の新年の抱負とともにスタートさせる。私も今年の初めに同じことをしたが、そのうちの1つは、モノを…手軽に手に入れる生活をやめることだった。

子どもたちはもはや、そうしたモノにほとんど関心を示さなくなっていた。私自身も、アマゾンの段ボール箱を玄関に未開封のまま1週間も放置することがあった。新しいモノを手に入れるために、お金を貯め、選び、そして喜ぶというプロセスは失われていた。そこにあったのは、荷物を開封し、大量のゴミを捨て、そして、プライムセールの特売で7.99ドル(約1万未満円)だったシリコン製のたてがみ用もつれほぐし剤のように、一瞬の満足感が消え去っていくのをただ眺めるという「義務感」だけだった。

だが、それ以上に問題だったのは、子どもたちがその様子を見ていたことだ。彼らはモノが行き交うのを見ていた。簡単に壊れて修理もされず、ワンクリックで代わりの品が届くのを目の当たりにしていた。そして彼らは、価値のあるものを受け取るというプロセス全体に対して、感覚が麻痺し始めていたのだ。

そう感じていたのは、私だけではなかった。

シカゴ大学の学術誌に掲載された、「青少年のウェルビーイングのための教育:今こそ市場リテラシー教育の時か?(Educating for Adolescent Well-being: Is it Time for Marketplace Literacy?)」と題された論文で、著者らは大量購入が子どもに与える影響を追跡し、抑制の効かない消費主義を緩和するための新たなカリキュラムを提案している。この慢性的な消費主義は、精神的な成功と物質的な成功の断絶を招くスパイラルにつながるとされている。

リテール・ブリュー(RetailBrew)が発表した調査によると、8歳以下の子どもたちがネットショッピングに費やす時間は、制限なしの状態で、週に2時間以上に及ぶという。

また、最近再検証されたサセックス大学の研究では、「消費文化の価値観とウェルビーイングの関係が双方向であることを示す明確な証拠があり、ウェルビーイングの低下が消費価値の受容につながり、それがさらにウェルビーイングを低下させるという、負の下降スパイラルを示唆している」とされた。

子どもに関するあらゆることと同様に、これらの研究結果も痛いほど明白な事実を物語っていた。価値のあるものにおいては、それを手に入れるまでの過程こそが喜びなのだ。それはゴルフや、美味しい料理作り、あるいは芸術にも見られる。子どもたちは自分が描いた絵を誇りに思うかもしれないが、それよりも描くプロセスそのものに大きな意味がある。子どもたちが楽しむのは、親と一緒に時間を過ごすことであって、親がピカピカした新しい何かに500ドル(約7万円)を費やすことではない。

頼るべき巨大オンラインサプライヤーがなくなったことで、私は2つのことを余儀なくされた。地元で買い物をすること、そして少ないもので暮らすことだ。

私はモノが少なくても平気だった。子どもたちも同様だ。彼らは日頃から、私がフードスタンプ(低所得者向け食料支援制度)で育ち、お下がりのバービー人形で遊ばなければならなかったという話を聞かされていたからだ。しかし、私が8年前に創設した、先進的な教育アプローチを実践する私立学校「ザ・スクール・ハウス(The School House)」は勝手が違った。私たちは教室の教材費として、アマゾンで何千ドルも費やしていたのだ。それも不思議なほどに。学習者のために自分たちの手で教材を厳選していると普段から自負しているにもかかわらず、これほど多くのモノがどこからやってきていたのだろうか。スタッフにとってワンクリックがあまりにも手軽になりすぎ、節約などどこにも存在しなかったのだ。

これもまた、我が校だけの話ではなかった。米メディア『アメリカン・プロスペクト』のナオミ・ベスーンは、「アマゾン・ビジネス(Amazon Business)は、顧客の購買意欲を反映して価格を常に調整する、AIアルゴリズムによるダイナミックプライシング(変動料金制)を導入し、学区から数百万ドルをだまし取ってきた」と報じている。その真偽についてのさらなる調査は他に譲るが、私たちが原点に立ち返るべき時が来ていたのは間違いなかった。数カ月のうちに、私たちの備品予算はすぐに正常な範囲に収まり、私たちは再び、あらゆるものに対してより厳しい目を持つようになった。

しかし、この実験を本当に素晴らしいものにしたのは、次のステップだった。

地元で買うことだ。

車に乗ってどこかへ出かけると、そこには人間関係が生まれる。そしてこれこそが、現代の子どもたちに不足しているものなのだ。

私は子どもたちを週に数回、ホームセンターの「エース・ハードウェア(Ace Hardware)」に連れて行った。教室に『ワールドブック百科事典』を置いているのと同じ理由で、2人は店内を見て回り、質問をするようになった。人に尋ねるだけで、多くのことを学ぶことができる。そして息子たちは、ただモノが「届く」だけだったときよりもずっと、自分でモノを修理することに急速に興味を持つようになった。彼らは領収書や合計金額を目にし、セールを認識するようにもなった。すべて優れたマネーリテラシー教育だ。

実を言うと、昔ながらの使いやすいヘアカーラーが見つからなかったモンタナ州の田舎町で、私は2026年7月2日についに誘惑に負けてしまった。しかし、私にとっても、息子たちにとっても、そして時間とリソースが常に不足しがちな非営利教育団体にとっても、教訓はすでにしっかりと刻まれていた。

現在、私と子どもたち、および私たちの学校がアマゾンに費やす金額は90%減少し、得られた理解は100%増えた。

forbes.com 原文

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