年8回のFOMC会合を6回に減らし、政策金利の決定はほぼ2カ月ごと
7月に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)でウォーシュは、年8回開いている会合を6回へ減らす案を示した。政策金利を決める議決は「ほぼ2カ月ごと」になる。会合の間隔が空けば、現行の日程より多くの経済統計が出そろう。政策担当者と事務方が「戦略的な金融政策の課題を検討する」時間も確保できるとウォーシュは説明した。7月の会合で日程変更は決まらず、ウォーシュは他のFOMC参加者に意見を求めた。
米国とイランの紛争で物価が上昇、5月には伸びが数年ぶりに加速
米国とイランの紛争を背景に、インフレ率は上昇を続けてきた。消費者物価は5月に数年ぶりの速さで伸びた後、7月にかけて鈍化した。
4月FOMC会合で当局者の大半が、2%目標へ戻る時期は遅れると警戒
FRB当局者は数カ月にわたり、インフレに改善の兆しが見えないとの懸念を表明してきた。4月のFOMC会合では、参加者の大半がインフレ率をめぐる「リスクの高まり」を指摘した。FRBの掲げる2%目標へ戻るまでに、従来の想定より時間がかかるとの認識である。
FRBは持続的に高いインフレを容認せず、当局者は引き締めの必要性も指摘
ウォーシュは、インフレ率の低下をFRBの中心的な目標に据えると述べてきた。「過去5年間のインフレ急騰は過去のものになる」との発言もある。FRBは「持続的に高いインフレを容認しない」とし、金融政策を「正しく」運営すればインフレは改善するとの立場を示している。
多くのFRB当局者は、インフレ率が低下しなければ金融引き締めが「必要になる可能性が高い」との見方を示している。7月のFOMC会合では、参加者がインフレ見通しを「極めて不確実」と判断した。中東での紛争がインフレの行方を大きく「覆い隠している」との指摘も出た。


