NEWS 「Forbes Store」オープン! FRAGMENTコラボも展開

リーダーシップ

2026.09.01 15:00

同僚より「異業種の知人」、成果を出すリーダーが実践する相談相手の選び方

stock.adobe.com

大事なのは専門知識よりプレッシャーの共有

誰かの仕事を理解することと、その仕事がどのように感じられるのかを理解することは別物だ。

advertisement

外科医と最高経営責任者(CEO)では持っている専門知識は全く異なるが、重大な結果を伴う決定に対する責任についてはどちらも理解しているだろう。研究者と起業家は互いの日常業務についてほとんど知らないかもしれないが、成果が現れるまで何年もかかることで評価されるという独特の経験を理解できるかもしれない。弁護士と上級管理職が使う専門用語がほとんど似通っていなくても、周囲の全員から答えを求められているときに冷静さを保つことが何を意味するのかを共に理解しているだろう。

そこには独特な種の共感がある。ある事柄について話し合う前に、なぜそれがストレスになるのかを20分かけて説明しなくてもいい。

社会的支援に関する研究では、人間関係がストレスの影響を和らげる可能性があることが繰り返し示されている。特に自分が理解されていると感じ、批判されることなく困難な経験について話せる場合、その効果は大きい。重要なのは、有益な支援とは必ずしも解決策を与えてもらうことではないということだ。時には、その経験が感情的にどのようなものなのかを理解する人と一緒にその経験の意味を整理できることが助けになる。

advertisement

この違いは重要だ。というのも、上級職の人たちにはアドバイスをくれる人がたくさんいることが多いからだ。一方で、自分の考えをはっきり話せる相手はそれほど多くない。

大変な日に毎回戦略が必要なわけではない。

時には夕食を共にするだけでいいこともある。

仕事から離れる時間は見た目以上に生産的

ここで、この考え方は少し直感に反するものになる。

私たちはプロフェッショナルとしての自己研鑽と休息時間を別々のものとして考えがちだ。人脈作りはカンファレンスで、学習は講座で、コーチングは予定されたセッションで行われる。夕食やコーヒー、散歩、あるいは友人と午後を過ごすことは全く別のカテゴリーに属するものだと考えられている。

脳はそうしたカテゴリーをそれほど厳密には区別しない。

仕事から心理的に切り離されることに関する研究では、勤務時間外に仕事上の要求から本当の意味で離れることがウェルビーイングの向上や回復と関連していることが示されている。また、インキュベーションに関する別の研究では、問題からいったん離れることでその後の思考が一層創造的になる場合があることがわかっている。特に注意を他のことに向けることができた場合、その効果は顕著だ。

シャワーを浴びている最中に仕事上の問題の解決策を思いついたことがある人なら、この原理をすでに理解しているはずだ。

次ページ > 仕事以外の人との関係に恩恵あり

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事