パスワードに関しては、ずいぶん前からいろいろ言われてきた。単純なものは簡単に見破られるのでダメだという意見、複雑すぎると覚えられずメモに記録したりしてかえって危険だという意見、パスワードの更新をひんぱんに求めると面倒なので単純なパスワードにする人が増えてしまうという意見などなど。そんなパスワードのジレンマに翻弄される一般ユーザーたちの矛盾と疑問に満ちたパスワード事情が、調査によって浮き彫りになった。
暮らしと住まいの情報サイト「幸せおうち体験談」などを運営するAZWAY(エージウェイ)は、20〜60代の男女300人を対象にパスワード管理に関するアンケート調査を実施した。そこで判明したのが、パスワードを使い回している人の多さだ。

2〜3パターンを使い分けている人が54.3パーセント。重要なサービスだけ別(その他は使い回し)にしている人が19.3パーセント。ほぼ全サービスで同じパスワードという人が10.7パーセント。なんらかの形でパスワードを使い回している人は、84.3パーセントにのぼった。

パスワードをどう管理しているかという問いでは、「頭で記憶している」が43パーセントともっとも多い。ところがパスワードが必要なサービス数を聞くと、「多すぎて数え切れない」という回答がもっとも多かった。

数え切れないサービスのパスワードをすべて頭で記憶しているとしたら超人的な記憶力だが、それはまずありえない。そこで使い回しをやめられない理由を聞くと、「覚えきれない」という答えがもっとも多かった。そこから、数えきれないほどのサービスを利用している人は、たいていが頭で覚えられる程度のパスワードの使い回しで済ませていることがわかる。



