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2026.08.30 09:30

iPhone参入前夜、PixelとGalaxyから見えた「次世代フォルダブルスマホ」の条件

左がGoogle Pixel 11 Pro Fold、中央がGalaxy Z Fold8 Ultra。右はGalaxy Z Fold8。3つのフォルダブルスマートフォンの新製品を比較した

フォルダブルなPixelの存在理由を強く打ち出せるか

実機を比べながら試用すると、サムスンがフォルダブルスマートフォンの展開を始めてから7年間、ユーザーの声と真剣に向き合って得たものの蓄積が見えてくる。薄型軽量化や折り目の改善だけでなく、独自のユーザーインターフェースであるOne UIもフォルダブル特有のニーズに対して丁寧に応えている。

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さらに2026年のサムスンは、大画面で生産性を追求するGalaxy Z Fold8 Ultra、小型・軽量でコンテンツを楽しみやすいGalaxy Z Fold8、コンパクトに折りたためるGalaxy Z Flip8という、性格の異なる3つのモデルを同時に揃えた。いつも通り、淡々とフォルダブルの新製品を市場に投入するのではなく、用途や好みに応じて選べるひとつの製品カテゴリーを形成したことが、先駆者としての圧倒的な存在感につながっている。

対するPixel 11 Pro FoldはIP68の防塵・防水性能を備え、Google Storeの販売価格が税込27万9900円からと、サムスンが直販店で販売するGalaxy Z Fold8 Ultraの税込29万6780円からという価格よりも少し安い。それでも、一般のユーザーに「フォルダブルなPixel」を積極的に推す理由にはなりにくい。

グーグル純正のPixel 11 Pro Fold専用本体ケース。背面ヒンジ部もカバーできるデザインに変更された
グーグル純正のPixel 11 Pro Fold専用本体ケース。背面ヒンジ部もカバーできるデザインに変更された

もっとも、スマートフォンは発売時点で完成しているデバイスではない。特にPixelとGalaxyは、今後のソフトウェアアップデートを通じて、AI関連の機能やサービスをさらに充実させていくだろう。グーグルにとって、ほかのAndroidパートナーに配慮しながら「PixelだけのAI機能」を増やすことは容易ではないかもしれない。それでも11 Pro Foldのような個性的なハードウェアと密接に結びついた「固有の体験」として磨き上げるのであれば、十分に筋が通る。

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今年、アップルが本当に参入するならば、競争の焦点はもはや「きれいに折りたためる」のは当たり前のことで、その先にユーザーが高価な端末代金を支払ってでも「開きたくなる用途」を提案できるかというステージに移るだろう。Galaxyが3つの選択肢で市場を広げる中で、グーグルはいまこそ「折りたためるPixelの存在理由」を、Gemini連携の強化などのアプローチを通じてより堂々と掲げる必要があるだろう。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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編集=安井克至

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