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2026.08.29 11:30

シスコとの提携は、スーパー・マイクロの問題を半分しか解決しない

Rafael Henrique - stock.adobe.com

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スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)の株価は2026年8月25日(米国時間、以下同じ)に9.4%上昇し、38.46ドルで取引を終えた。それまでは値下がりの続く展開で、直前の8月24日にも5.6%下落したばかりだった。

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強気論の根拠となっている過去最高の受注残は、この時点ですでに2週間前から公になっていた。それでも下落は止まらなかった。8月25日に変わったのは、別のベンダーがスーパー・マイクロのハードウェアに自社の名前を冠したことだ。

シスコシステムズがスーパー・マイクロのサーバーを採用

シスコは、スーパー・マイクロの液冷サーバーを自社の製品群「Secure AI Factory」に組み込んだ。当日の報道では、今回の採用決定によって市場におけるコーポレートガバナンス(企業統治)への懸念が和らいだと伝えられた。この懸念は前日に再び持ち上がったもので、2年にわたって同社につきまとってきたものだ。

重要なのは取り決めの規模ではない。誰がそれを結んだのかである。スーパー・マイクロが売っているのはサーバー単体ではなく、データセンターそのものだ。直接液冷(direct liquid cooling。冷却液をサーバー内部まで直接引き込んで熱を奪う方式)、高速スイッチ、自社製の管理ソフトウェアを、一つの構成にまとめて提供している。これほど複雑な構成に他社が自社のブランドを付けるのは、背後にいる供給元を信頼しているときだけである。

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受注残は2週間前から公表済みで、同業他社は追随しなかった

スーパー・マイクロは600億ドル(約9兆5400億円)を超える新規受注を事前に公表しており、うちおよそ70%はAIインフラ関連である。2027年度の売上高は650億~720億ドル(約10兆3350億円~11兆4480億円)のレンジを見込む。2026年度の実績は391億ドル(約6兆2169億円)だった。

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翻訳=酒匂寛

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