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2026.08.28 09:30

米セキュリティ大手クラウドストライクの株価13%上昇、過去最高の好決算で

Stanislav Kogiku/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

Stanislav Kogiku/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

米サイバーセキュリティ大手クラウドストライクの株価が現地時間8月27日に13%以上上昇した。AIの脅威が高まる中、同社CEOが「史上最大の市場機会」によって過去最高の四半期業績を達成したと語ったことが好感された。

クラウドストライク株が13%急騰、2025年4月以来の最大上げ幅

27日の取引序盤、クラウドストライク株は13.4%高の約214.70ドルを付け、2025年4月(16.3%高)以来最大の日中上昇率を記録する勢いを見せた。

売上高は約2352億円、純新規ARRが過去最高の約533億円

クラウドストライクが26日に発表した四半期決算は、売上高が14億7000万ドル(約2352億円)とファクトセットがまとめた市場予想(約2304億円)を上回った。EPS(1株あたりの純利益)は予想通りの0.31ドルだった。

年間経常収益(ARR)は25%増の58億4000万ドル(約9344億円)となった。このうち、解約による減少分などを差し引いた純新規ARRは過去最高の3億3300万ドル(約533億円)に達している。

カーツCEOが「史上、最高の四半期」と評価、Claude Mythos登場を理由に挙げる

ジョージ・カーツCEOは直近の四半期を「クラウドストライク史上、最高の四半期」と評価した。さらに「Mythosの登場により、AIの導入にはセキュリティが不可欠であるという認識が市場全体に広がった。それこそがクラウドストライクの役割だ」と付け加えた。

アンソロピックのAIモデル、Claude Mythosは今年6月に一般公開された。同社は4月の段階で広範なセキュリティ上の懸念から同モデルの一般公開を見送ると発表しており、公開時には追加の安全対策が講じられていた。

TDコーエンなど3社が目標株価を引き上げ、AI需要を評価

今回の好決算を受けてウォール街では強気の見方が広がっている。TDコーウェン、スティフェル、モーニングスターの各社が同社の目標株価を引き上げた。モーニングスターのアナリストは、同社のビジネスが「AIに起因するサイバー需要」によって「フル稼働状態」にあるとレポートに記している。

カーツCEOは「すべての企業がAIを活用するようになる中、その安全性を確保することは我々にとって史上最大の市場機会だ」と述べている。

業界に懸念が拡大──Mythosは主要OSの欠陥を突けるとアンソロピックが説明

アンソロピックはClaude Mythosについて、「あらゆる主要なOSやウェブブラウザー」の脆弱性を突くことができ、一般公開するには危険すぎると主張したことを受け、サイバーセキュリティに対する気運が一気に高まった。同社は7月、Mythos 5、Opus 4.7、および「一般公開の予定がない」社内研究用のテストモデルなど、Claude関連のAIモデルが関与する3件のセキュリティ侵害を発見したと発表している。

また、その1週間前には、競合のOpenAIが自社の高度なAIモデルによってオープンウェイトAIモデルの共有プラットフォーム「Hugging Face(ハギング・フェイス)」のサーバーがハッキングされたと報告していた。OpenAIは、自社のモデルが暴走してサイバー攻撃を実行したと述べ、これを「前例のない」事態だと呼んだ。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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