青果業界の変遷を40年にわたり見てきたが、サツマイモほど3年連続で打撃を受けたカテゴリーは他に思いつかない。
感謝祭が迫っている。青果部門を運営する食品スーパーにとって、その日はすでに赤丸で囲まれている。例年、11月下旬には、多くの食卓にサツマイモのキャセロールが並ぶからだ。しかし今年の感謝祭は、少しあてが外れることになるかもしれない。サツマイモが不足しているためだ。この不足は、3年がかりで生じてきた問題だ。
米国産サツマイモの半分超を生産するノースカロライナ州、3年連続で苦境
ノースカロライナ州は1971年以来、全米のサツマイモ生産の過半数を占めてきた。生産が同州に集中しているため、不作の年は全国的な不足につながる。2024年にはハリケーン「ヘリーン」に加え、相次ぐ嵐が発生し、生産者によると収穫量は25〜30%減少した。ノースカロライナ・スイートポテト委員会も、州全体の単収が20〜30%落ち込んだとしている。
昨年は回復の年になるはずだったが、ミシシッピ州などでは、サツマイモの根がしっかり育つ必要があるまさにその生育期に、70日以上雨が降らなかった。そして今年春の作付け期には、地元報道によれば、干ばつが再びノースカロライナ州に忍び寄った。作物が回復するには通常、順調な1シーズンが必要だが、筆者が好きな野菜の一つであるサツマイモには、それがまだ訪れていない。
育ったイモも小ぶり──人々が想像する以上に重要な「サイズ」
多くの人が気づいていないもう一つの問題がある。ホリデーシーズンを前にしたラジオインタビューで、筆者が最も頻繁に質問されることでもある。それは、「イモの数」だけではなく、「イモのサイズ」も不足している。
生育期に乾燥が続くと、塊根は大きく育たず、食品スーパーや外食チェーンのバイヤーが陳列やメニューの主役に据える均一で巨大な「ジャンボ」サイズではなく、小ぶりな規格外品やグレードになってしまう。
書類上の収穫量(トン数)はほぼ平年並みに見えても、小売店やレストランは、店頭の陳列棚に並べたり、まともなキャセロールを焼いたりするのに必要なサイズを確保できない。筆者は何年も前に梱包用の作業小屋を訪れた際、ある生産者から、サイズ分けは収穫量や価格よりもはるかに重要な「勝負の分かれ目」なのだと教えられた。
生産者は供給を割り当て、年間を通じて持たせようとしている
サツマイモは貯蔵作物でもあるが、多くの買い物客はそれを知らない。この仕組み全体は、毎秋の収穫物をキュアリング(収穫後の貯蔵・追熟処理)し、次の作物が10月ごろに出始めるまで、月ごとに少しずつ取り崩していくことで成り立っている。収穫量が少ないと、包装業者は意図的に供給を割り当てる。ノースカロライナ州のある供給業者は今年、業界紙に対し、生産コストが上昇し、供給がまったく改善していないため、価格は高止まりしていると述べた。小売業者は単純に発注量を増やせばよいわけではない。割り当ては意図的に行われている。



