ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの姿を捉えたビートルズの名盤『アビイ・ロード』のジャケット写真――あの有名な横断歩道のシーンが、サム・メンデス監督によるファブ・フォーの伝記映画のために再現されている。撮影セットの上空から撮られたドローン映像がその様子を映し出している。
アルバムジャケットの元の写真は、1969年8月8日、ロンドンの有名スタジオのすぐ外で撮影された。同アルバムには「カム・トゥゲザー」「サムシング」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「ゴールデン・スランバー/キャリー・ザット・ウェイト/ジ・エンド」といったビートルズの名曲が収められている。
メンデスはビートルズの各メンバーに焦点を当てた4本の独立した伝記映画を監督しており、それぞれがレノン(ハリス・ディキンソン)、マッカートニー(ポール・メスカル)、ハリスン(ジョセフ・クイン)、スター(バリー・コーガン)の視点から伝説的グループの物語を描く。各作品のタイトルはまだ発表されていないが、全体としては『The Beatles — A Four-Film Cinematic Event(ザ・ビートルズ ― 4部作の映画的イベント)』と総称されている。
『アビイ・ロード』の横断歩道シーンを再現した映像はドローンによって撮影され、日曜日に「Beatles Biopic Updates」のXアカウントに投稿された。映像はセットの遥か上空から撮影されたものの、ビートルズに扮した各俳優が『アビイ・ロード』のジャケット写真と同じ衣装で、ロンドンの有名な横断歩道を歩く姿がはっきりと確認できる。
ビートルズ伝記映画4作は2028年に公開予定
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは2025年10月、サム・メンデスによるビートルズ伝記映画4作の製作を発表し、各作品は2028年4月に公開されると明らかにした。ただし、ビートルズ公式サイトでの伝記映画発表時には、当初これらの映画は2027年に世界公開されるとされていた。
「このプロジェクトは、アップル・コア社とビートルズ――ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、そしてジョン・レノンとジョージ・ハリスンの遺族――が、脚本形式の映画に対して、彼らの生涯の物語と音楽の使用権を全面的に認めた初めてのケースとなる」と、ビートルズの公式サイトの発表には記されている。
1999年のアカデミー作品賞受賞作『アメリカン・ビューティー』で監督賞を受賞し、その後『007 スカイフォール』や『1917 命をかけた伝令』といったヒット作を手掛けてきたメンデスは、ビートルズ公式サイトの声明でこう語っている。「史上最も偉大なロックバンドの物語を語る栄誉を与えられたことを光栄に思う。そして、映画館に足を運ぶという行為の概念そのものに挑戦できることに胸を躍らせている」
『The Beatles — A Four-Film Cinematic Event』にはほかに、ブライアン・エプスタイン役のジェームズ・ノートン、リンダ・マッカートニー役のシアーシャ・ローナン、オノ・ヨーコ役のアンナ・サワイ、パティ・ボイド役のエイミー・ルー・ウッド、モーリン・スターキー役のミア・マッケンナ=ブルースが出演する。



