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2026.08.28 10:30

ジャック・マーがアリババ株を購入した理由、AI戦略への確信と市場の誤解

ジャック・マー(Costfoto/Future Publishing via Getty Images)

アリババ株にとって内部関係者の相次ぐ買いが重要な理由

ツァイ、ウー、マーによる買いは、その問いへの答えにはならない。だが、有用な情報を加えている。

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ツァイとウーは、一般株主よりもはるかに事業の実態に近い位置にいる。彼らはクラウドの案件パイプライン、顧客のコミットメント、稼働率、能力追加のコストを見ている。また、アリババが今回の拡張全体を内部で生み出したキャッシュで賄うのではなく、現時点で株式を発行することが望ましいと判断した理由も理解している。

マーはもはやアリババの日々の経営を担っていないが、自ら創業した同社と今も密接に結びついており、その競争上の位置づけを外部投資家のほぼ誰よりもよく理解している。

3人とも、なお楽観的すぎる可能性はある。内部関係者も他の投資家と同じように、悪い投資判断を下すことがある。筆者が注目するのは、そのタイミングである。アリババは株式市場が明確に嫌った決定を下した直後であり、その決定に最も近い人々が、株価の弱含みに乗じて自らのエクスポージャーを増やした。

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筆者は以前のアリババに関する記事で、経営陣が企業の資本をどう使うかを決めることと、経営陣が個人の資本をどう扱うかを決めることは別の意味を持つと指摘した。

株式発行後にツァイとウーが買ったことで、その主張には一定の重みが加わった。ジャック・マーが約7700万ドル(約122億円)を追加したことで、そのシグナルはかなり強まった。

アリババは、AIの機会が極めて魅力的だと考えているため、株主に短期的なキャッシュフローの低下と発行済み株式数の増加を容認するよう求めてきた。その戦略に最も近い人々は今、エクスポージャーを減らすのではなく増やしている。

筆者にとっては、AIが同社を変革すると約束する新たなプレゼン資料よりも、その方が有用である。

アリババ株の本当の試金石は資本リターン

市場は、アリババの決定に伴うコストを即座に確認できる。発行株式数、発行価格、希薄化の程度を把握している。設備投資が増え、足元の利益が犠牲になっていることも見えている。

次に重要なのはリターンである。

アリババは、AI投資の回収期間が約2年半になり得ると示唆している。経営陣がその水準に少しでも近づけるなら、その経済性は十分に魅力的で、数年後には今日の希薄化が比較的小さなものに見える可能性がある。

アリババが3.6%多く株式を発行し、その調達資金を使って長期的価値を、3.6%という数字を大きく上回る形でで追加的に創出できるなら、既存株主は同社に対する持ち分比率が低下しても、なお利益を得られる可能性がある。

その結果が保証されているわけではまったくない。だが、これは筆者が探したいと考える種類の投資機会を生み出している。市場は、希薄化が可視的であるため、それを今日の株価に織り込むことができる。一方で、アリババのAI事業が数年後にどのような姿になっているかを評価するのは、はるかに難しい。

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