M5 Max搭載のMac Studioは、36GBのユニファイドメモリと最大毎秒614ギガバイトの帯域幅で2499ドル(税込41万9800円)から。M5 Ultraは96GBと毎秒1.2テラバイトで5499ドル(税込94万9800円)からで、帯域幅は置き換えられるM3 Ultraから50%向上している。メモリは高い。AIデータセンターの影響である。128GBのMaxは構成すると約4800ドル(税込88万7800円)、Ultraの256GBは9499ドル(約151万円、税込166万9800円)に達する。いずれも9月22日に出荷される。
(512GBのUltraは10月下旬まで登場せず、アップルも価格を明らかにしていない。そのため、この表に加えるのは難しかった。)
Mac miniは手頃なエントリー向けの選択肢だ。2ナノメートル製造の新型M6は毎秒170ギガバイトで899ドル(約14万円、税込14万9800円)、M5 Proは毎秒307ギガバイトで1699ドル(税込29万9800円)である。メモリの上限はそれぞれ32GBと64GBで、AIの推論を手元で動かしたいのなら、この上限が効いてくる。
一方、サブスクリプション側を見ると、Claude Maxは階層に応じて月100ドル(約1万5900円)か200ドル(約3万1800円)。ChatGPT Proも同じ価格設定である。GitHub Copilot Maxは100ドルだ。
月200ドルと比べると、128GBのM5 Max搭載Mac Studioの損益分岐点はおよそ2年、256GBのUltraならおよそ4年である。2499ドルの基本構成のStudioなら12.5カ月で元が取れる(上の表には載せていない構成だ)。とはいえ、36GBではこの記事が扱っているようなモデルは動かない。
電気代はほとんど影響しない。アップルはM5世代の詳細な数値をまだ公表していないが、置き換えられるM3 Ultra搭載Studioは最大270ワット、アイドル時9ワットだ。米国平均の1キロワット時あたり18.44セントで、1日8時間・週5日動かすと、電気代は月およそ10ドル(約1600円)にとどまる。24時間365日、全力で回し続けても月36ドル(約5700円)だ。ごくわずかである。
つまり、128GBのM5 Max搭載Mac Studioの3年間の保有コストは5000ドル(約80万円)近く、月あたりにすると約140ドル(約2万2300円)になる。月200ドルのClaude Maxより安いが、下位の月100ドルのClaude Maxよりは高い。興味深いのは、Anthropicの資料が、企業導入における従量課金のAPI利用について、Claude Codeのコストを「開発者1人あたり実働1日で約13ドル(約2100円)、1カ月で150~250ドル(約2万4000~4万円)」とし、利用者の90%は1日30ドル(約4800円)未満に収まるとしていることだ。
Macはこの幅の内側に収まる。


