アダルトコンテンツ配信プラットフォーム「OnlyFans」のオーナーで今年3月に43歳で死去したレオニード・ラドヴィンスキーが、生前の数カ月間で同社から7億900万ドル(約1134億円)を受け取っていたことが、米国時間8月25日に英国で提出された開示書類から明らかになった。
OnlyFans親会社、フェニックス・インターナショナルの年次報告書によると、2025会計年度において、ラドヴィンスキーは5億3500万ドル(約856億円)の配当を受領している。
さらに2026年1月から3月にかけても4回にわたって配当が支払われ、その総額は1億7400万ドル(約278億円)に上った。
2025年度の配当額は、前年度の4億9700万ドル(約795億円)から増加している。
開示書類によると、同社の取締役は対象期間における追加の配当支払いを提案しなかった。
またこの書類では、2025年度の売上高が前年比10%増の15億5000万ドル(約2480億円)、営業利益が6.5%増の7億900万ドル(約1134億円)に達したことも報告されている。
ラドヴィンスキーは2021年以降にOnlyFansから総額25億ドル(約4000億円)の配当を受け取っている。この金額には、過去に受領した18億ドル(約2900億円)と、8月25日に新たに開示された7億900万ドル(約1134億円)が含まれる。
ラドヴィンスキーの死去から数週間後、フェニックス・インターナショナルは、OnlyFansの企業価値を約31億ドル(約5000億円)と評価した上で、株式の16%をサンフランシスコに拠点を置くアーキテクト・キャピタルに売却することで合意した。フォーブスの過去の報道によると、ラドヴィンスキーが末期がんの診断を受けたことを投資家らが知ったため、この取引は通常よりも早いペースで進められたという。取引発表時、アーキテクト・キャピタルはOnlyFansと協力し、同プラットフォームのクリエイター向けに新たな金融サービスやプロダクトを開発していくと述べていた。フォーブスは以前、同社がアダルトコンテンツへの依存度を下げ、「お気に入りのボクサーやアスリートと直接交流できる」プラットフォームへと転換することを目指していると報じている。
フォーブスの推計によると、死去した時点でのラドヴィンスキーの純資産は47億ドル(約7500億円)に上る。開示書類には、彼の死後、妻のエカテリーナ・チュドノフスキーがLRフェニックス・トラストと呼ばれる信託の単独受託者として「最終的な支配権」を引き継いだことが記されている。夫妻に近い情報筋は5月、フォーブスに対し、彼女は夫の「事実上のビジネスパートナー」であったと語っていた。
ラドヴィンスキーは2018年、OnlyFansの創業者であるティム・ストークリーとその父ガイ・ストークリーから、親会社の株式の75%を3000万ドル(約48億円)で買い取ったとされている。ウクライナ系米国人である彼は、それ以前にもアダルトライブチャットの「MyFreeCams」で財を成していた。



