「核」と聞いただけでアレルギー反応を起こす日本人だが、核融合(フュージョン)エネルギーに関する認識は高まりつつあるようだ。原発とは異なる技術だと理解する人も増えている。その一方で、原発事故の経験からか、未知の巨大エネルギープラントへの不信感が根強いこともわかった。
慶應義塾大学フュージョンインダストリー研究センターは、慶應義塾大学「責任ある研究・イノベーション」センターと共同で、全国の20〜69歳の男女4000人を対象に「2026年度 核融合エネルギーに関する世論調査」を実施した。まず、知っているエネルギー技術または資源について尋ねたところ、「核融合」と答えた人が45.1パーセントにのぼった。「核融合(フュージョンエネルギー)」という項目もあり、こちらは22.55パーセントだった(複数回答)。2023年に行った同様の調査では、核融合は34.5パーセントだったので、認知度が上昇傾向にあるようだ。

核融合に対するイメージを聞くと、肯定的な印象よりも否定的な印象が強い。ただ、2019年、2023年の調査結果と見比べると、もっとも回答の割合が高い「危険」と、2番目に高い「不安」は減少傾向にある。

核融合と原子力は異なる技術であることを認識している人の割合は、2019年、2023年にくらべると大幅に増えて43.6パーセントとなった。




