サイエンス

2026.08.28 09:15

核融合認知度45%に上昇も「推進」に拭えぬ不安 慶大世論調査

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このように正しい認識が広がりつつあるが、その一方で、核融合の研究推進、利用推進に関しては、反対よりも賛成が多いものの、「どちらとも言えない」が圧倒的多数となった。

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さらに、社会が核融合を受け入れるために何が必要かを尋ねると、もっとも多かったのが「起こり得るリスク・事故などの深刻さ」、次に「起こり得るリスク・事故などに予防できるかどうか」、「事故が起きてしまったときの対応」、「起こり得るリスク・事故などの発生確率の高さ」と続いた。

原発事故のような暴走・過酷事故は起こらないと言われているが、膨大なエネルギーを生み出す核融合発電所で何が起こり得るかは、そのときになってみないとわからない。それは福島第一原発の事故で日本人全員が思い知ったことだ。あのときの政府の心もとない対応、電力会社の無責任さも不安要因になっていると想像される。

しきりに推進をアピールする高市総理も、あの原発事故の苦い経験を踏まえて、核融合の長短を正直に説明することが推進の賛同を得る第一歩だろう。技術は確立されつつあるが、責任ある誠実な運用については、まだ不信感が残る。

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出典:慶應義塾大学 核融合エネルギーの一般認知度が45.1%に上昇、「危険」イメージが低下し、「原子力発電とは異なる技術」と認識が43.6%に大幅増

文 = 金井哲夫

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