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2026.08.30 09:15

ローヤルゼリーで皮膚や脳が活性化 滋賀医大が解明した若返り作用

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ローヤルゼリーは体にいい健康食品として知られているが、滋賀医科大学は、加齢で低下する皮膚や脳の幹細胞の増殖がローヤルゼリーによって活発になることを確認し、さらにそのメカニズムを解明した。

滋賀医科大学は、山田養蜂場との共同研究で、ローヤルゼリー(RJ)が幹細胞の働きにどう影響するかを調査した。研究グループは、歳を取ったマウスにRJ、またはタンパク質分解酵素で処理したローヤルゼリー(pRJ)を3カ月間食べさせたところ、皮膚と、神経幹細胞を産生する脳室下帯で、幹細胞と前駆細胞(幹細胞から分化して目的の細胞に変化する途中の細胞)の増殖が活発になり、さらに白髪化の抑制や神経細胞の新生促進が認められた。

また、ヒトの体内にあり、骨や筋肉の細胞への分化、組織の修復、免疫調整を行うヒト間葉系幹細胞(間質細胞)を使って解析を行ったところ、RJに応答してキチナーゼ3様タンパク質1(Chi3l1)が増加することを突き止めた。Chi3l1は、炎症や免疫の調整、組織の修復など多様な働きをするタンパク質だ。

RJを投与したマウスでは、組織の修復や炎症の収束に貢献するCD206陽性マクロファージが、皮膚、肝臓、大腸で増加し、脳で炎症を引き起こす分子の発現が減少した。これはChi3l1によるものだ。その証拠に、Chi3l1を欠損させたマウスではCD206陽性マクロファージが減少した。また、ローヤルゼリーの主要な脂質成分である10-H2DAを与えた若いマウスでも、同じような効果が見られた。

今回の研究はあくまでマウスと培養細胞を使ったものであり、ヒトの疾患への影響は今後の研究に委ねられる。しかし、RJを口から食べることで、さまざまな部分で幹細胞の増殖が活性化するメカニズムが解明された意義は大きい。研究グループは「若返り」とまでは明言していないものの、これらの結果から若返りが大いに期待される。研究グループは控えめに、これが「科学的根拠に基づく栄養介入」の基盤作りにつながることを期待すると話している。

出典:滋賀医科大学 ローヤルゼリーはChi3l1を介したCD206陽性マクロファージの増加を伴って、加齢に伴う幹細胞機能低下を改善する

文 = 金井哲夫

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