米国時間8月24日、エヌビディアの株価は2%を大きく超えて下落し、7営業日連続の値下がりとなりそうだ。同社は26日に決算発表を控えており、投資家の間に警戒感が広がっている。
株価は1日で2.2%超下落、7営業日で7%近くの下げ
東部夏時間24日午後1時頃の時点で、エヌビディアの株価は210ドルをわずかに下回り、この日だけで2.2%以上の下落となった。7日連続の落ち込みでその間の下落率は7%近くに達している。
メタなどAI大手が業績見通しを下回る中、8月26日にエヌビディア決算
エヌビディアは26日の取引終了後に第2四半期決算を発表する。7月に業績見通しを下回ったと発表したメタなど、他のAI大手の業績が予想に届かなかったこともあり、今回の決算には非常に大きな注目が集まっている。
先週末のブルームバーグの報道によれば、エヌビディアはメモリー価格の高騰を理由に、AI向け半導体を搭載したサーバーの価格を来年最大15%引き上げると大口顧客に伝えたとされる。
AMDやTSMCなども値を下げ、SOX指数は2.7%下落
他の半導体関連株も冴えない。24日にはAMD、TSMC、ブロードコムなどの株価が軒並み下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も2.7%落ち込んだ。
顧客企業に出資する手法への批判、データセンター建設にも反発
エヌビディア株の不調の背景には、同社にとって最大の顧客でもあるOpenAIやアンソロピックといった企業に対して出資を行う「循環ファイナンス」を警戒する声や、AI技術の稼働に必要なデータセンターの拡張に対して政治的な反発が強まっていることなどがある。
ウォール街は依然として強気、目標株価350ドルとするアナリストも
時価総額約5兆ドル(約800兆円)のエヌビディアに対し、ウォール街の多くのアナリストは依然として強気な姿勢を崩していない。最近は不調が目立つが、年初来の騰落率で見れば依然としてプラス11%以上を維持している。マーケットウォッチが最初に報じたところによると、キャンター・フィッツジェラルドの少なくとも1人のアナリストは、24日付の調査ノートの中で同社の株価が再び急速に上昇し始めると予想した。このアナリストは目標株価を350ドルに設定しているが、これは24日の取引価格を約67%上回る水準だ。
フアンCEOの資産は約29兆円、1日で約6100億円減少
フォーブスの推計によると、世界の富豪ランキングで第8位の座を維持するジェンスン・フアンCEOの資産額は1817億ドル(約29兆700億円)だ。エヌビディア株の約3%を保有するフアンの資産額は、24日の株価急落に伴って約38億ドル(約6100億円)減少した。



