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2026.08.29 14:00

2028年五輪に向け、アーチャーの「空飛ぶクルマ」eVTOLがロサンゼルス中心部から飛び立つ

アーチャー・アビエーションのeVTOL「ミッドナイト(Midnight)」。Photo by Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

アーチャー・アビエーションのeVTOL「ミッドナイト(Midnight)」。Photo by Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

アーチャー・アビエーション(Archer Aviation)は、2026年中にロサンゼルス上空で「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL(電動垂直離着陸機)を試験飛行させる。同社はAEGが運営する複合施設「L.A.ライブ」に、離着陸拠点となる「バーティポート」を設ける計画だ。L.A.ライブは、レイカーズが本拠を置くアリーナとロサンゼルス・コンベンションセンターに隣接している。

アーチャーは、人口が密集する都市部でeVTOLによる短距離飛行を提供し、この市場で圧倒的な地位を築くことを目指している。同社はスポーツ・エンターテインメント大手のAEGと組み、ロサンゼルス中心部にバーティポート(垂直離着陸場)を整備する。2028年のオリンピックに向けて、大会期間中の移動手段をもう1つ増やす狙いだ。

レイカーズ本拠地に隣接する離着陸場、立体駐車場の上が有力

バーティポートは、AEGが所有する複合施設「L.A.ライブ」の敷地内に置かれる。立体駐車場の屋上に設けられる公算が大きい。

L.A.ライブは、延べ床面積400万平方フィート(約37万平方メートル)を持つ大型複合施設だ。同施設は、NBAレイカーズとNHLキングスが本拠を置くクリプト・ドット・コム・アリーナ、そしてロサンゼルス・コンベンションセンターに隣接する。

バーティポートの開業日はまだ決まっていない。ただ、大会が始まる2028年7月より前には開くと、アーチャー共同創業者で最高経営責任者(CEO)のアダム・ゴールドスタインはフォーブスに語った。

2028年7月の開幕が期限、規制当局や電力会社も動かす

「大きな目標の1つは、関係者全員が目標にして動ける時期を定めることだった。2028年ロサンゼルス五輪は、全員を奮い立たせる格好の機会になる」とゴールドスタインは話す。

「機体を認証する規制当局、建設の期日が必要なインフラ提携先、充電設備をすべて整える電力会社。関係するすべてが、2028年に向けて動くことになる」。

ソーファイ・スタジアムやUSCにも拠点、市内全域を結ぶ計画

L.A.ライブに拠点が加わることで、アーチャーが計画するバーティポート網はロサンゼルス市内の広い範囲に届くようになる。すでに公表している拠点は、NFLのラムズとチャージャーズが本拠とするソーファイ・スタジアム周辺、南カリフォルニア大学(USC)、ハリウッド・バーバンク空港だ。

4人乗りミッドナイト、電池容量はテスラ2台分

アーチャーの主力機ミッドナイト(Midnight)は、容量142キロワット時の電池を搭載する。電気自動車テスラのバッテリーパック2個分に当たる容量だ。乗客4人を乗せ、1回の飛行で最大100マイル(約160キロメートル)を飛び、最高速度は時速150マイル(約241キロメートル)に達する。

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