製品

2026.08.29 14:00

2028年五輪に向け、アーチャーの「空飛ぶクルマ」eVTOLがロサンゼルス中心部から飛び立つ

アーチャー・アビエーションのeVTOL「ミッドナイト(Midnight)」。Photo by Nicolas Economou/NurPhoto via Getty Images

開発費とFAA認証が壁になり、残ったのはアーチャーとジョビー

アーチャーが最初にサービスを始める都市はロサンゼルスだが、今後数年でニューヨークなど他の大都市圏へも広げる計画だ。

advertisement

過去10年、膨らむ開発費と米連邦航空局(FAA)による長い認証手続きが重なり、eVTOL業界では大規模な再編が起きた。かつては多くの企業がひしめいていた。現在まで残った主役は、アーチャーとジョビー・アビエーションの2社だ。

ボーイングから3社を買収、対価はアーチャー株の約20%

アーチャーは米国時間2026年8月10日、ボーイングから3社を買収すると発表した。自律飛行型eVTOLを開発するウィスク・エアロ、航空交通管理ソフトウェアを手がけるスカイグリッド、防衛向け無人偵察機を製造するインシチュの3社である。対価として、航空宇宙大手ボーイングはアーチャー株の約20%を取得する

既存ヘリ便は3万1800円超、ウーバー並みの料金を目指す

ニューヨーク周辺の空港で発着する短距離ヘリコプター便は、1回200ドル(約3万1800円)以上かかることもある。アーチャーはヘリコプター便より運賃を抑え、ウーバーやリフトと同水準の料金で提供することを目標に掲げる、とゴールドスタインは説明する。

advertisement

ジョージア工場は年650機、運航初年度は数十機で始める

ミッドナイトの量産は、ジョージア州に新設した工場で拡大していく。同工場は年650機を生産できる能力を備える。ただ、ロサンゼルスでのサービスは20機あまりで始まる見通しだ。

「開幕まで2年ほどしかないから、我々も動き出さなければならない」とゴールドスタインは言う。「就航初年度に100機が空を飛ぶことはない。数十機くらいから始めて、そこから増やしていく」。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事