米国時間8月24日早朝、金価格が15週間ぶりの高値まで上昇した。この継続的な価格上昇についてアナリストらは、長期米国債の買い入れ枠を拡大するという米財務省の決定が要因だと分析している。
米財務省が長期国債の買い入れ枠拡大、金は先週1週間で5%上昇
24日午前、金の先物価格は約1%高の4738.50ドルを付け、現物価格も約1.5%高の4679ドルを記録した。いずれも2026年5月中旬以来の高値を更新した。
金の価格は数カ月間ほぼ横ばいの状態が続いていたが、ここへ来て反発し、先週時点で3週連続の値上がりを記録した。
アナリストらは、先週金価格が約5%上昇した要因として、財務省による長期米国債の買い入れ枠の拡大を挙げている。
サクソバンクのアナリストは24日、最近の金価格の上昇が「テクニカル面およびモメンタム(相場の勢い)主導の新たな需要」を呼び込んでいると指摘した。
また、アクティブトレーズのシニアアナリストを務めるリカルド・エヴァンジェリスタはロイター通信に対し、金価格は4600ドルを上回る水準で底固めしており、今後もさらに上昇する可能性があると語った。ただし、今後の上昇は「ドル安の継続や、米国債利回りが現在の水準で安定するのか、もしくはさらに低下するのかに大きく依存する」と付け加えている。
銀価格はほとんど動かなかったものの、約2カ月ぶりの高値圏を保つ
一方、銀の価格は24日にはほとんど動かなかったが、依然として約2カ月ぶりの高値圏で推移している。24日午前の時点で、銀の先物価格は前日比で約0.3%の下落、現物も約0.1%の下落となり、いずれも69ドル前後で取引されている。銀は先週末、今年6月以来で初めて70ドルの大台を突破していた。



