2人に1人、離脱時にライフステージの変化
では、なぜPCゲームから離れたのか。調査によると元PCゲーマーの2人に1人が、PCゲームから離れた当時に就職や結婚などのライフステージの変化があったという。ライフステージの変化があった人の具体的な内容では「就職・転職」が33.7%と最も多く、「進学・卒業」20.5%、「育児・出産」19.6%、「結婚」15.8%、「昇進・異動など仕事環境の変化」13.0%と続いた。

いずれも、生活のリズムや自由に使える時間などが変わり得る大きな節目だ。
ここからは本調査の結果を踏まえた筆者の見解となるが、こうした人たちは必ずしも趣味そのものへの熱量を失ったとは限らない。結婚や子育て、仕事などによって、それまで自分のために使っていた時間やお金のウェイトが、別のものへ移ったとも考えられる。
これはPCゲームに限った話ではないだろう。趣味から離れた人を単純に「興味を失った人」と考えるのではなく、「かつて好きだったものを、現在の生活では続けにくくなった人」と捉えてみる。そうすれば「かつての顧客」が今の暮らしに合った形で再び楽しめる商品やサービスを考えることも、企業にとっては新たな市場を探るヒントになるのかもしれない。
【調査概要】
調査名:元PCゲーマーの実態に関する調査
調査対象:スクリーニング調査=全国20〜50代男女1万人、本調査=PCゲームを過去にプレイし、現在はやめていると回答した全国20〜50代男女1000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年8月7日〜8月12日
パネル提供元:楽天インサイト株式会社
※総務省統計局「人口推計」2024年10月1日人口の性・年代構成比に基づきウェイトバック集計を実施。


