出島組織内でのチームメイク
━━外部は、一緒に仕事をしたら面白いなと思う人と仕事する。経営陣にはもう少し見ていたいなと思ってもらえるようなコミュニケーションを取る。あとは、さっき少し話に出た、社内、つまり出島組織内のチームについても聞きたいですが、そちらはどうですか?
緒方:ベトナム人のスタッフはもう本当に重要で、彼らがいないとなにもできません。ベトナム人は当然、我々とは違う言語をしゃべりますし、違う飯食って、違う教育受けて、違う通貨で生活してる人たちだから。私自身は日本人の中では結構入り込んでると思いますけど、それでも全然分かり合えてはないと思うので。私の思想とか、夢とか、こういうことやりたいっていうことに共感してくれたうちの社員が、ベトナム政府やベトナム企業のコミュニティに入って、こちら側がやりたいこと、やるべきだと思っていることをしっかりと伝えて、そこに日本政府、日本企業の支援を入れていく、そんな動きをできるチームを作ることに、かなり労力を割いています。
すごい細かい話、毎年の給与交渉とか。気持ちよくうちの会社で働きたいと思ってもらわないと、離れて行ってしまう。全然私自身が取ってくる情報なんて本当たかがしれてます。 ベトナムと日本のために働きたい、この人に付いていきたいと思ってくれるチームをどう組成して、どう士気を高く、高いモメンタム(勢い)を維持しながら活動できるか、非常に重要だと思っています。
━━最後に、本土から出て、緒方さんみたいに新しい何かを生もうとしてる人たちにメッセージ、いただけたら。
緒方:初めての経験って、誰にとっても手探りで。大切なものを犠牲にしながらも必死にやっても、ほとんどが上手くいかずにくやしい思いをして。そんな繰り返しだと思うんです。だからこそ、自分が本当にやり遂げたいことを、好きな人達と、やりたい様に、やるべき。1度きりの人生ですから。
そして、あきらめずに挑戦し続けたら、少しずつ自信が持てるようになって、いつか、少しは、社会の役に立てたかな、と感じる時がくるのだと。そうじゃないとやってられません!って、もはや、自分に対するメッセージになってしまったので、皆さんに一言申し上げたいのは……ぜひベトナムにお越しください!! そして、面白いこと、一緒にやりましょう!
【取材を終えて】
知らない土地で、これまでまったく知らなかった人が頑張っていた。本社と出島組織の架け橋、なんてちっちゃな事じゃなく(いやそれも大事だけど)、日本とベトナムの架け橋になっている、いや、もっと大きな橋を架けようとしている人。ベトナムで最初に感じたモヤモヤは、この人の活力に触れて晴れた! こんな人に出会うために、そして一緒に何か成すために、また出張に出かけなきゃ、と思った次第でした。まだ見ぬ出島組織&架け橋に出会う出張に。


