出島組織と本土=本社との、面白がられる関係構築
━━それと、出島組織としてはみなさん気になるのが、出島に対する本土、つまり本社との関係について、なんですが。
緒方:うちは社長と副社長の2人が代表権を持っていて、加えて役員が数名います。我々はまだ売上貢献も小さいスタートアップ的な存在。なので、本社の経営陣を投資家に見立ていて、彼らに面白がられるというか、もう少し見ていたいなと、思ってもらえるようなコミュニケーションを取ることを心がけています。
━━それって、具体的にはどんな風に?
緒方:彼らは結構ウソを見抜くというか。 全然うまくいってないことをうまくいってるように見せるとすぐに気づく人たちなので、もう自然体で、できていることと、できてないことを話して。 あとは、こういうことをやりたいんだというのを、おもちゃ箱からおもちゃ取り出すように、面白がってもらえるように話をして。だから、できる限りベトナムに来てもらえるようにしてて、来たら膝詰めて夜遅くまで。 そうやって、自分達がやりたいことを理解してもらって、面白いからもう少し見てたい、応援したい、と思ってもらえるようにしている、という感じですかね。
━━なるほど。ちょいちょい来られるということは、上司の人たちはきっと報告を聞くのが楽しみなんでしょうね。
緒方:楽しんでくれていたらうれしいですね。東京本社は上場してるんで、数値目標があるがゆえに、既存のプロジェクトを手放しづらい。だから、新しいことに取り組むのが難しい面がありますからね。
それと、 彼らが口に揃えて言うのは、活動量。 MRI ベトナムの活動量もそうですし、ベトナムの経済が毎年7%、10%と成長してどんどん動いていて、そんな社会では我々が解決に貢献できる課題も本当に無数にある。 そして、難易度が高いものがたくさんあるってチャレンジングなので、なんか面白そうだな、って思われてる。利益率は低いんですけどね。


