新規事業

2026.08.28 11:45

三菱総研がハノイに作った出島組織。仕掛け人は、ベトナムに負けない活力を持つ、39歳

ハノイのトレインストリートを闊歩する、この方が今回の主人公、MRIV International(三菱総合研究所ベトナム法人) の緒方亮介 General Director(筆者撮影)

「駐在員事務所から、現地法人へ」変えたかった理由は?

緒方:そんなわけで、初めはハノイ駐在員事務所を立ち上げたのですが、その後現地法人にします。駐在員事務所と現地法人って、会社のステータスが違うんですよ。

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━━駐在経験がない僕にはその違い、わからないかも。

緒方:駐在員事務所は、本社の出先機関。 なので、銀行口座には日本の本社からの入金しか受け入れられない、つまり営業活動ができないわけです。 例えばコンサルティングは、営業してプロジェクトが受注できたら、遂行して、報告書を納品すると入金があるんですけど、その遂行活動ができない。 なので、受注までを側面支援して、遂行は東京本社のコンサルタントがやるっていうのが駐在員事務所。

現地法人は、ベトナム現地でコンサルタントを雇って、現地でデリバリー(遂行)までやるという、そういう差があってですね。最初は、駐在員事務所か現地法人か、どっちにするかという話になった時に、駐在員事務所にしたんです。まずは様子見でね。 2020年の年末にオープン。コロナの影響で、私は2021年の3月に着任しました。

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━━その時いくつですか?

緒方:34歳の時です。

━━僕も電通の出島組織「電通Bチーム」を作ったのは、緒方さんと変わらないくらいの年次でした。経験もそこそこ積んできた。そして、若手の気持ちとも近い、かつ上層部とも話せる。この中間世代が出島組織を作るのは、理に適ってると思うんですよね。

緒方:で、私一人ベトナムに来て、オフィスを探して、社員を一人ずつ面接して採用させてもらって、営業活動をスタートして。 ただ、遂行はできない。 お客さんのところに「こんな案件やりませんか? 」みたいな提案を持っていって、受注できそうになったら日本本社にこんな案件がありますけどやってくれませんか?と社内営業して、じゃあこの部署の専門性を活かせるからやろうか、みたいな感じでやってて。 
そして、現地法人を作ったのが2024年の6月。

━━意外と最近だったんですね。

宿泊したホテルからのハノイの街並み。経済の見通しは良い活気のある街、でも、排気ガスで遠くの見通しは悪い(筆者撮影)
宿泊したホテルからのハノイの街並み。経済の見通しは良い活気のある街、でも、排気ガスで遠くの見通しは悪い(筆者撮影)
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