必要なスキル
AIエンジニアには、Pythonプログラミングを習得していること、プロンプトおよびコンテキストエンジニアリングを理解していること、RAGシステム(検索拡張生成)の構築に精通していること、さらに本番環境で運用可能なシステムを展開できることが求められる。責任あるAIやクラウド展開についても知っておく必要がある。
ソフトウェアエンジニアリングやデータサイエンスのバックグラウンドは非常に有用だ。だが、技術スキル以外にも、技術職、さらには非技術職においても一貫して見られ、需要が高いとされる特定のスキルがある。DataCampの分析対象となった職種では、コミュニケーションスキルが、Python、SQL、コンピューターサイエンスと並び、AI・データ関連の全25職種に共通する必須要件として浮上した。
コミュニケーションスキルが重要なのは、雇用主が、AIの利用や訓練方法を知っている専門人材を求めているだけではないからだ。自らのプロセスを説明し、インサイト間のつながりを示し、技術的な仕事を非技術系の専門職にも伝えることで、より迅速な事業上の意思決定と意思疎通の透明性を実現できる人材が求められている。
AIエンジニアとしてどれくらい稼げるのか
米国のAIエンジニアの平均年収は11万3347ドル(約1800万円)である。ただし、この数字は働く業界領域によって大きく変わる。ベンチャーキャピタルの支援を受けたスタートアップでは、給与が大幅に高くなることも多い。たとえば、あるシリーズBのスタートアップは、Y Combinatorに掲載したAIエンジニアの求人で、最大25万ドル(約3970万円)を提示している。
コンピューターサイエンス、データ、機械学習のバックグラウンドがあるなら、今こそAIエンジニアリングへ転身する絶好の機会だ。
世界でも屈指の競争力ある給与にアクセスできるだけでなく、需要の高さによってキャリアの選択肢と柔軟性も広がる。さらに、真のイノベーションを推進し、世界の働き方を変えるプロダクトに貢献しているという充足感も得られるだろう。


