4. アクセンチュア(ACN)
アクセンチュアの事業概要
・株価:176.89ドル
・ROIC:27.1%
・D/Eレシオ:0.25倍
・増収継続年数:15年
・FCFマージン:17.2%
・P/FCFレシオ:8.6倍
アクセンチュアは、幅広い業種でデジタル変革とAI導入を支える業務コンサルティング会社である。
ACNが有力な選択肢である理由
アクセンチュアは2025年、生成AIのパートナーとして自らを位置づけるため、中核となるサービス部門を再編した。会長兼最高経営責任者(CEO)のジュリー・スウィートは、この新しいアクセンチュアについて「世界で最もAIを使いこなし、顧客を中心に据えたプロフェッショナルサービス企業」になるための手引きを自ら書いていると語った。2026年3月には、AIを軸に据えた方針によって、主要なデータ関連パートナーとの仕事が向こう1年で2倍以上に増えるとの見通しを示した。
AIによってコンサルティングという事業の価値が広く損なわれかねないと、懸念を示すアナリストもいる。戦略の成果が出るのを投資家が待つ間に、アクセンチュア株は年初から34%近く下げた。その賭けに乗る覚悟があるなら、当面は3.7%というしっかりした配当利回りに、1.5%の自社株買い利回りが上乗せされる形で報われる。
5. インテュイット(INTU)
インテュイットの事業概要
・株価:345.66ドル
・ROIC:20.6%
・D/Eレシオ:0.33倍
・増収継続年数:10年
・FCFマージン:37.1%
・P/FCFレシオ:12.2倍
インテュイットは、個人の信用情報とクレジットスコアを無料で確認できるサービス「クレジットカルマ」と、ソフトウェアのターボタックス、クイックブックス、メールチンプを運営している。
INTUが有力な選択肢である理由
インテュイットは、9月の押し目が来る前の段階で、すでに低い倍率で取引されている。パッケージソフトウェアがAIによって時代遅れになると投資家が心配し、株価は年初から46%下げた。この懸念は場面によっては当たっているかもしれないが、インテュイットに関しては行き過ぎだ。主力のターボタックスとクイックブックスは、複雑な作業を正確に片づける道具として幅広い信頼を勝ち取ってきた。顧客はその信頼に金を払う気がある。税務や記帳の誤りが深刻な結果を招くからだ。
インテュイットは、製品群にAI機能を加えることで、この評判をさらに積み上げている。その努力は成果を出している。4月期には、売上高と非GAAPベースの希薄化後EPSがともに10%伸びた。2026年度の調整後希薄化EPS成長率についても、見通しを14〜15%から18%へ引き上げた。従業員の17%削減も打ち出し、事業運営の簡素化を狙う。
インテュイットが、ターボタックスをめぐる説明で投資家を誤認させたとする証券訴訟を抱えている点には注意がいる。これは重大なリスクになり得る。
6. オールステート(ALL)
オールステートの事業概要
・株価:261.41ドル
・ROIC:32.6%
・D/Eレシオ:0.22倍
・増収継続年数:15年
・FCFマージン:17.5%
・P/FCFレシオ:5.4倍
オールステートは、損害保険に加え、消費者向け製品保証プラン、個人情報保護、ロードサービス、車両の延長保証契約など、関連する各種サービスを提供している。
ALLが有力な選択肢である理由
オールステートは2026年4〜6月期に際立った成績を残し、卓越した事業運営を通じて株主価値を生むという約束を果たした。売上高は11.8%増え、調整後の希薄化1株当たり純利益は前年同期比51.3%増となった。この勢いが10億ドル(約1590億円)の自社株買いを支え、株主還元への姿勢を示した。
今後も、オールステートは事業拡大の取り組みから恩恵を受け続けるはずだ。保険を売る地域を米国内の各州へ広げ、製品に組み込む形の上乗せ保証を揃えたプロテクションサービス事業も育てている。
オールステートが大きな自然災害リスクを抱えており、それが利益の振れを生みうる点には注意がいる。


