1. プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
プロクター・アンド・ギャンブルの事業概要
・株価:144.55ドル
・ROIC:21.5%
・D/Eレシオ:0.64倍
・増収継続年数:9年
・FCFマージン:17.4%
・P/FCFレシオ:22.2倍
プロクター・アンド・ギャンブルは、美容、ヘルスケア、ホームケア、ファミリーケアにまたがる日用品ブランドを抱える。よく知られたブランドには、ヘッド&ショルダーズ、ジレット、ペプトビスモル、タイド、スイッファー、パンパースがある。
PGが有力な選択肢である理由
プロクター・アンド・ギャンブルの業績は、急成長するテクノロジー企業と比べれば見劣りする。それは意図してそうしている。人々が毎日使う製品から繰り返し現金が入ってくる構造を土台に、持続可能な成長を狙っているからだ。
この遅くとも着実な進め方は、輸送費とエネルギー費が上がる中でも、直近1年の業績を底堅く保った。さらに長い目で見れば、同社は70年連続で増配を続けられるだけのキャッシュフローと、事業を見通す力を備えてきた。
2. ウーバー(UBER)
ウーバーの事業概要
・株価:75.95ドル
・ROIC:19.2%
・D/Eレシオ:0.52倍
・増収継続年数:5年
・FCFマージン:18.3%
・P/FCFレシオ:15.3倍
ウーバーは、利用者や事業者をドライバーや配達員につなぐ技術プラットフォームを、米国と世界各地で運営している。
UBERが有力な選択肢である理由
ウーバーは、過去12カ月のフリーキャッシュフローが創業以来初めて100億ドル(約1.59兆円)を超えたと発表した。効率的な事業運営に加え、配車、配達、貨物という3つの報告セグメントすべてで総取扱高に勢いがついたことが、この数字を生んだ。総取扱高は4四半期続けて20%超の伸びを記録している。
ウーバーは提携と買収を通じて、配達と自動運転車の領域で事業範囲を積極的に広げてきた。2026年には、東京、チューリヒ、ヒューストン、マドリードでロボタクシーの試験運行または商用サービスを計画していると明らかにした。ゲームストップと組んでビデオゲームの配達も始め、65カ国で事業を展開するドイツのデリバリーヒーローを買収する契約も公表した。
3. エアビーアンドビー(ABNB)
エアビーアンドビーの事業概要
・株価:184.06ドル
・ROIC:16.8%
・D/Eレシオ:0.32倍
・増収継続年数:5年
・FCFマージン:36.9%
・P/FCFレシオ:22.3倍
エアビーアンドビーは、旅行者と個人ホスト、さらに各種サービスを結ぶマーケットプレイス(宿泊予約プラットフォーム)を運営している。
ABNBが有力な選択肢である理由
エアビーアンドビーは、売上高もフリーキャッシュフローも数年続けて伸ばしてきた。ホスト運営と予約手続きを効率化するAI施策が、売上と利益の押し上げにつながっている。中核の宿泊事業を補完するサービスへ広げる動きが続いていることも効いている。
この仲介事業者は、68億ドル(約1.08兆円)という大きな現金を積み上げた。この資金は、成長と株主還元の双方に十分な余地を与える。エアビーアンドビーの資本配分方針は、自律的な成長を支える投資、戦略的な買収と提携、株主への資本還元という順番で優先度を置いている。


