欧州

2026.08.21 16:00

ウクライナがソユーズロケットの生産拠点を攻撃、ロの衛星打ち上げに大打撃か 「宇宙戦」で攻勢

ウクライナ国産の巡航ミサイル「FP-5フラミンゴ」の射程を地図上で示したもの。ロシア西部サマラ州にあるプログレス・ロケット宇宙センターはウクライナとの国境から900kmほど離れた場所にある(Murat Usubali/Anadolu via Getty Images)

彼女は以前のインタビューで、ロシアはおそらくイランに高度な衛星情報を提供し、それを通じて、イランによる中東各地の米国のミサイル防衛システムに対する攻撃を間接的に支援しているとも語っている。攻撃を受けたシステムには「THAAD(終末高高度防衛)」ミサイルシステムのレーダーなどが含まれる。

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グロスフェルドは、サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地に駐機していた米空軍の早期警戒管制機(AWACS)に対するイランの攻撃に関し、ロシアがその正確な座標を提供した証拠があるとゼレンスキーが述べたことも引き合いに出した。ゼレンスキーはこれについてX(旧ツイッター)への投稿で説明し、のちに米NBCニュースのインタビューでも語っている。

グロスフェルドによると、ロシアは衛星画像を通じてイランに米軍施設への攻撃のターゲティング(目標選定)情報を提供しているのに加え、イランの「シャヘド」自爆ドローンの空力性能などの改良にも協力しているという。

グロスフェルドは、このように「宇宙戦争は続いているのです」と述べた。また、これまでは衛星の破壊はないという意味で「冷戦のような」状態とも言えるとしながら、ロシアの軍事ブロガーやプロパガンダ発信者からは、スターリンクをはじめ、米国の宇宙アセットに物理的な損害を与えることを求める声も上がっていると警鐘を鳴らす。

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「第1次冷戦」のソ連と米国の競争が熱核兵器の軍備拡張を軸に展開されたように、新たな宇宙戦争でロシアが次にとる行動は、実験済みの「ヌドリ」対衛星ミサイルに核弾頭を搭載することかもしれない。

セキュアワールド財団のサムソンは、ロシアの核搭載ASATは地球低軌道にある西側の宇宙機をすべて追跡して脅かすことが可能であり、たった1回の爆発でスターリンクやゴールデンドームシステムの広範な部分を破壊できると指摘する。

軌道上で熱核爆発が起これば、世界の衛星通信の大部分が同時に失われ、米国のミサイル追跡システムも無力化されるだろう。国際宇宙ステーション(ISS)と中国の宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士も、全員死亡するおそれがある。

サムソンは、米国は核弾頭を搭載したASATがロシアの発射施設にあることを探知した場合、精鋭の特殊部隊を現地に送り込み、発射前に破壊しようとする可能性もあると述べている。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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