増えて、増えて、さらに増える。ヒューマノイドロボット(人型ロボット)の出荷は、3つの調査機関のいずれの数字を見ても急拡大している。ただし、その大量のヒューマノイドがどこへ向かっているのかについては、少しばかり注意して読む必要がある。
2026年上半期に何台のヒューマノイドロボットが出荷されたのか、正確なところは誰にもわからない。それでも、前年同期を大きく上回ったことだけは確かだ。
Counterpoint Research(カウンターポイント・リサーチ)は今週、2026年上半期のヒューマノイドロボット出荷台数を初めて公表した。目を引く数字はこれだ。世界全体で2万2000台超。前年同期比で300%近い伸びである。その10日前には、Smart Analytics Global(SAG、スマート・アナリティクス・グローバル)が同じ6カ月間について1万9100台という数字を出していた。さらに中国のHumanoid Robot Scene Application Alliance(HRAA、ヒューマノイドロボット応用シーン連盟)は、中国メーカーだけで上半期に3万台超を出荷したとしている。これは欧米の2社が地球全体について出した推計よりも大きい数字だ。
現在のヒューマノイドロボットの出荷は、そのほぼすべてが実際に中国国内で起きている。それを踏まえれば、連盟の数字が正しかったとしても不思議はない。
Counterpointの新しい数字では、Agibot(アジボット)が約9700台、シェア43%超で首位に立った。2位はUnitree(ユニツリー)で、7000台超、シェアは31%。Counterpointの順位表はSmart Analytics Globalのものと顔ぶれも並び順も同じで、両社ともAgibot、Unitree、Galbot、UBTECH、Lejuの5社をこの順に並べている。Unitreeのシェアをどちらもぴたり31%としている点も一致する。数字に食い違いはあるにせよ、上位2社が世界出荷のおよそ4分の3を握っているのは確かだ。少なくとも今のところは。
Counterpointの報告書によれば、出荷台数で見た世界のヒューマノイドロボット企業の上位は次のとおりである。




