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2026.08.21 08:21

AIの先駆者3人、雇用・規制・AIの未来をめぐり激論

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人工知能(AI)分野で最も影響力のある設計者(アーキテクト)のうち3人が今週、ラスベガスで同じ舞台に立った。3人は、AIが教育、仕事、科学、経済的生産をつくり変えるという点では一致したが、合意はそこまでだった。議論から浮かび上がったのは、機械知能の現代を築いた人々が、次に何が起きるかについて大きく異なる見解を持っているという事実である。

Ai4 2026で、ジェフリー・ヒントン博士、フェイフェイ・リー、アンドリュー・ングは、自らが構築を支援した分野の内部で広がる亀裂を露呈させた。全員がAIの将来的な成長と恩恵については同意している一方で、その不一致は、リスクを誰が定義するのか、その利益を誰が享受するのか、そして一般の人々の恐怖がいま競争上の武器として利用されているのかという点に集中した。

現代のディープラーニング(深層学習)に火をつけ、その加速に寄与した研究で知られるノーベル賞受賞コンピューター科学者のヒントンは、AIシステムが、制度が対応できる速度を上回って危険な能力を獲得しつつあると警告した。ングは、資金力のある企業がオープンモデルを阻み、競争を抑え込むために、脅威を繰り返し誇張してきたと主張した。リーは、パニックも技術的ユートピア主義も退け、人間の主体性に根ざした、より科学的な公共の議論を求めた。

ヒントンが見る、他の論者が過小評価しかねない労働市場への衝撃

パネルで最も重要な対立点は雇用だった。ングは、経済全体で急速な雇用の代替が起きるという予測に異議を唱えた。彼はソフトウェア開発を例に挙げ、AIがますます多くのコードを書けるようになっているものの、エンジニアは依然として製品の選択、システム設計、顧客の要求、そして組織内の調整を担っていると指摘した。

ングの主張は、AIは仕事そのものを消し去る前に、その仕事の境界を変えるというものだ。狭い専門領域の担当者はより広い役割を担えるようになり、フロントエンド開発者がフルスタック開発者になることもあり得る。かつては工程の一部だけを扱っていた労働者が、いまでははるかに大きなサイクルを管理できるようになる。ングは、その変化が短期的には雇用に圧力をかけることを認めつつ、新しいツールの使い方を知る人材への需要も生み出すと説明した。

「ソフトウェア工学では、AIがコードを書く作業の多くを担うようになっている。だが、ソフトウェアエンジニアの仕事のうち、コードを書くことはごく一部にすぎないことがわかった」とングは説明した。「以前は、フロントエンド開発、バックエンド開発、モバイル開発といった狭いニッチに特化した開発者が多かった。いまでは多くの開発者が、フルスタックとして開発する、より幅広いタイプの開発者へと成長できるようになっている」

ヒントンの見方ははるかに悲観的だった。彼はコールセンターを、影響を受けやすい職種として挙げた。こうした職務に就く労働者の多くは、受ける訓練が限られ、賃金も高くなく、繰り返しの質問に答えている。AIシステムは近く、そうした質問により正確かつ低コストで答えるようになると彼は主張した。

「そうした人々は何をするのか」とヒントンは問いかけた。「彼らはたいてい、高い教育水準を持っていない。再訓練して何かをさせようとしても、その仕事はAIができるようになる」

彼の懸念は顧客サービスにとどまらない。ひとたび機械が定型的な知的労働をこなせるようになれば、オフィスワークの全階層が、かつて機械化が手作業の職業にもたらしたのと同じ圧力に直面し得る。

ヒントンは、AIがまったく雇用を生まないと主張したわけではない。雇用は生まれるかもしれないが、職を失った労働者にはそれを得るために必要な教育、経験、所在地が欠けている可能性があると述べた。彼は身近な例を挙げた。医療サービスへの書面での苦情に回答していた親族は、かつて各回答の作成におよそ30分を費やしていたが、チャットボットの導入によりその作業時間は約5分に短縮されたという。

需要が伸びる余地のある分野では、それが豊かさを生み出し得る。より効率的な医師や看護師は、より多くのケアを提供でき、管理部門もより効果的に機能するかもしれない。その結果として生じる5倍の生産性向上は、雇用主がより少ない人数を維持することにつながる可能性がある。

「パワーショベルが登場したときの、溝を掘る作業員の二の舞になる仕事が多いだろう」とヒントンは述べた。

この意見の相違は、経済予測におけるより大きな分断を反映している。一部の経営者は、AIが技術職や上級職の採用を拡大すると見込む一方で、事務職、支援業務、エントリーレベルの仕事をめぐる懸念は依然として強い。ヒントンは、2026年にホワイトカラーの雇用喪失の新たな波が訪れ得ると、公の場で警告し続けている。

フェイフェイ・リーが求める、議論を「雇用」から「タスク」へと移す視点

リーは、より均衡の取れたアプローチを示す。「AIと雇用」という表現には、その2語の間に暗黙の言葉が入り込んでいると彼女は主張した。それは「置き換える」である。この前提は、より複雑な経済的変化を単純化してしまう。

1つのタスクだけで成り立つ仕事はほとんどない。看護師はケアを提供し、治療を記録し、投薬を確認し、家族と連絡を取り、他の臨床スタッフと調整する。教師は概念を説明し、生徒を動機づけ、進捗を評価し、教室を管理する。ジャーナリストは取材相手に話を聞き、証拠を検討し、切り口を選び、執筆し、編集する。AIはその一部を自動化し、別の一部を加速させ、さらに別の部分には手をつけないままにする可能性があると彼女は述べた。

リーは、高齢の両親を介護した自身の経験にこの論点を結びつけた。看護師がカルテ作成を完了したり、医薬品の指示を確認したりするのを支援するシステムは、看護という人間ならではの業務を置き換えることなく、事務的な負担を取り除き得る。

「現在の仕事は変容している」と彼女は述べた。その変容には、訓練、公的投資、そして大量失業をあおる見出しや、努力なしに豊かさが得られるという約束よりも、はるかに繊細な言葉遣いが必要だ。

彼女が最も鋭く指摘したのは、富の分配をめぐる問題だった。

「生産性の向上が、そのまま繁栄の共有につながるわけではない」とリーは述べた。

企業はより少ない労働時間でより多くを生産できるようになっても、労働者の交渉力を低下させ、キャリアパスを弱め、あるいは金銭的利益を分配しないままにすることがあり得る。生産性は業務上の指標であり、その恩恵は限られた人々に集中し得る一方、繁栄は政治的かつ経済的な選択なのだと彼女は説明した。

リーは、縮小する職業に対する「ソフトランディング」と彼女が表現するものを求めた。それには、再訓練、教育支援、代替された業務が集中する地域社会への投資が含まれ得る。

恐怖は、新しいツールを試すことを最も必要としている人々を麻痺させかねないと彼女は述べた。

「私たちが最もしてはならないのは、人々を無力化し、人々から主体性を奪うことだ」とリーは語った。

規制の役割が拡大

ングは、一部のAI企業や擁護派が、ソフトウェア公開への制限を正当化するために、次々と脅威を持ち出してきたと非難した。人類の絶滅、生物兵器、雇用破壊、中国との競争がそれぞれ、AIの構築や配布にかかるコストが上昇すると利益を得る組織によって引き合いに出されてきたと彼は主張した。

ングは対抗策としてオープン性を提案した。クローズドなシステムも繁栄し得るとしつつ、政府は少数の門番(ゲートキーパー)に支配されるAI市場に抵抗すべきだと述べた。

「AIにゲートキーパーが存在してほしくない」とングは述べた。オープンな代替手段があれば、研究者、起業家、政府はシステムをそれぞれのニーズに合わせて適応させられると彼は主張した。

しかしヒントンは、フロンティアシステムに関する警告を恐怖のあおりとみなす考えを退け、オープンウェイトモデル(モデルの重みパラメータが一般に公開されているAIモデル)は十分な対抗手段ではないと述べた。

彼は、外部の人々がコードを検査し修正できるオープンソースソフトウェアと、訓練済みパラメーターをコピーして適応できるオープンウェイトモデルを区別した。オープンウェイトは研究や競争への参入障壁を下げる可能性がある。一方で、悪意ある主体が強力なモデルを、元の訓練コストのごく一部でサイバー犯罪やその他の有害な用途向けに改変できるようにもする。

ヒントンにとって、その危険はもはや理論上のものとして退けられる段階ではない。彼は、運用者の意図を超えて行動しているように見えるシステムや、AIがセキュリティ上の欠陥を特定する能力を高めていることを例に挙げた。

100人を超える専門家と、ヒントンを含む諮問委員会の意見を取り入れて作成された2026年国際AI安全性報告書も同様に、新たに現れつつある能力、サイバーリスク、現在の安全対策が限られた状態にあることを検証している。

「多くの能力を持つAIが、人々が意図しなかったことを行うのを私たちは目にしている」とヒントンは述べた。「それは憂慮すべきことだ」

規制はブレーキではなくハンドル

規制の役割をめぐっても、パネルは衝突した。テクノロジー企業はしばしば、開発を自動車のアクセル、規制をブレーキとして描く。だがヒントンは、その比喩は誤っていると述べた。

「AIの開発は車のアクセルのようなものだ」と彼は述べた。「規制はハンドルのようなものだ」

彼の説明では、目標は技術的進歩を止めることではない。人間の福祉を向上させるシステムへと進歩を導き、許容できないリスクを課すシステムから遠ざけることにある。

ヒントンは、カリフォルニア州のSB 1047を挙げた。これは、2024年に州議会の上下両院を通過した後、ギャビン・ニューサム知事が拒否権を行使した、議論の的となったフロンティアモデル安全法案である。この提案には、特定の大規模モデルの開発者に対する安全性テストと開示要件が含まれていた。ニューサムは、この法案はモデルの規模に過度に焦点を当てており、誤った安心感を生み出しかねないと述べた。

リーは、セクター別の実務に即したアプローチを取った。AIは、すでに規制当局、専門職上のルール、安全システムが存在する産業に入り込む。医薬品当局はAIを活用した医療製品を審査できる。金融規制当局は自動化された融資や取引に対応できる。交通当局は自動運転車を管理できる。

彼女は、AI開発を凍結しようとする試みや、「一度出た魔法のランプの魔神を瓶に戻す」ことに反対した。彼女が望むのは、公的研究資金、更新されたセクター別ルール、実際の用途に結びついたガードレールである。

リーによる公的投資の呼びかけには、もう1つの警告も含まれていた。現代のAIは、大学の研究室、オープンな出版、公的に支えられた科学から育った。少数の民間企業だけが最先端研究を負担できる未来になれば、追究される問いは狭まるだろう。

最も印象的なのは、この3人のAI先駆者がどれほど大きく立場を異にし始めているかである。より高性能なシステムを構築する可能性をめぐってかつてはおおむね足並みをそろえていた彼らは、いまやそれらのシステムが労働者、市場、教育、公共の安全に何を意味するのかをめぐって意見を違えている。この分裂は、この分野が新たな段階に入っていることを映し出している。

forbes.com 原文

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